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また読みたい記事を収録させていただいています。 【まとめ記事】 ⑩https://note.com/fu2050/n/nfb7c1acff43c ⑨https://note.c…
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2020年12月の記事一覧

娘の作った物語が私の心を強くした

「私、今生きてるなぁ。」 思わず呟いてしまった今日この頃です。 数ヶ月前、病状が酷く 「これ以上生きていても家族に迷惑かけるから死んだ方がいい」 きっぱり、迷いなく思っておりました。 NHKで放送された 安楽死の番組を家族で拝見し 「私もこの人と同じ気持ちなんだよね…」 真面目に言いました。 本当に死に向かって一直線でした。 (筋痛性脳脊髄炎の患者さんは 自殺者が多いと後から知りました) 365日24時間 痛みやだるさ、考えがまとまらない しっかり診てくださる病院はない

シオン

作詞ワタル 作曲 ヌーピー あなたの声が聴きたくて ちょっとだけ我がままを言う そんな私に結局なれなかった ブレーキかけてた 強がりを捨てて 素直でいれたら あなたの寂しそうな あの横顔も変えられたのかな あなたの声を ただ ただ 聴いていれば幸せだった あの頃の私に 今は戻りたい訳じゃないけど 何故こんなにも苦しいの どうしたいのかわからないの 壊れた時計の様に 今も 私は進めない 今も あの場所で ‧✧̣̥̇‧‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧

夢が叶った日。「かつお」Amazon Kindleにて電子書籍発売開始。

「いつか本を出したい」 思い返すと、 随分と昔から、 そんなことを夢見ていた。 元々、本を読むことは好きで、 20代の頃は特に、 本と接する時間をできるだけ多く作っていた。 どんな本を買ったら良いか悩んだ時に、 一緒に本屋さんまで付いて来てくれ、 たくさんのアドバイスをくれた大恩人がいた。 (僕の前職の当時店長。現在社長) この方のお陰もあって、 本との時間。 本との関係。を大切にできた。 自分の中に、 なんとなく。だけど、 ずっと存在していた想い。 「いつか本を

約束のエール

 ヒースロー空港に降り立つと、由梨は税関の長い列に苛立ち、危うく走り回る子どもを蹴り倒しそうになった。乾燥した機内の空気で、喉も体も、乾季をさまようサバンナの動物のようにからからに干からびていた。  でも、それだけが理由でないことは、由梨がいちばんよくわかっていた。  鳩尾が内側からぎゅっと摘ままれ、心臓がきりきりと締めあげられる。喉元が熱く灼けつくようだ。早く、早くと喘ぐ。  ターミナル駅からヒースローエクスプレスに飛び乗った。パディントンでの乗り換えは面倒だが、とに