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激論!ドーなる?!令和ニッポンの「エモ」至上主義(後編)
(前編はコチラ)
本文は「大阪大学感傷マゾ研究会」で頒布されている『青春ヘラver.4「エモいとは何か?」』に掲載されている、箱部ルリ・舞風つむじ『「エモ」の神話を解体する-質問調査と機械学習による「エモさ」の抽出-』の調査結果をもとにした討論です。
~前回のあらすじ~
今年6月に開催された【エモ座談会】。
最初に箱部による【エモ機械学習】の結果が示された一方、
後半は舞風が提唱する「
二次オタは青春ヘラの夢を見るか?
冒頭の画像はめちゃくちゃ迷った末、僕を取り返しのつかないオタクたらしめた女こと西木野真姫さんの、僕を取り返しのつかないオタクたらしめた一枚にしました。
はじめに 僕はいま、百年ぶり(大袈裟)に「二次オタ」という言葉を使った。それは今は亡き文化のことを懐古したかったからだ。「萌え」、「二次元」、「キモオタ」。こうした言葉が死語として消えていく度に、僕たちの居場所は狭くなった。「オタク」という言葉は
「負けヒロイン」と「萌え」についての試論
※本文は早稲田大学負けヒロイン研究会会誌「Blue Lose」に掲載されたものの一部を改稿してあります。
「負けヒロイン」という言葉がある。一般的に使用される際の語義としてはラブコメジャンルにおいて主人公と結ばれなかったキャラクター一般を指すが、彼女らのなかでも特に我々の琴線に触れたキャラクター(この中には主観的判断を含むであろうが)達を総称することが多い。その意味で、「負けヒロイン」という言葉