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活動レポート「一人ひとりが尊重されるチームづくり」

1.概要

私たちは、多くのグループやチームに属しています。
皆さんが所属しているのは、どのようなグループ・チームでしょうか?

我々企画者4人も、様々なチームに所属しています。
今回の勉強会をつくるに当たり、どういうチームが居心地が良いかを考えました。
その中で出た意見としては「自然に意見をオープンにできる」
「出た意見を受け容れられる」 というようなものがあります。

皆さんはいかがでしょうか?
今回は、グループ体験を通して、参加者の皆さんと改めてチームづくりに大切なことや
一人ひとりを尊重する関わりとはどのようなことかを一緒に考えていきたいと思います。

2.ゴール

チームづくりで大切なことの手がかりをつかむ

3.プログラムの流れ

4.参加者の声

Q1.本勉強会に参加した理由をお聞かせください

・テーマに興味があり日程も空いていた。
・毎回、いい時間を過ごせるので楽しみにしていたので。
・面白そう
・久しぶりに研修に参加したかったので
・色々な方々との出会いを通してそれぞれの方の価値観を知り、自身の今後の暮らしや生活そして仕事に活かせたらと思い参加しました。
・参加が定例化している(笑)
・テーマに関心があったから。
・ひとりひとりが尊重されるチームづくり、というものにに惹かれて。
・自分を尊重しつつ、相手も尊重した関係を望んでいるから
・「一人ひとりが尊重されるチームづくり」というテーマにひかれて参加しました。
・コミュニティに入った時にちょうどあった企画だったので。

Q2.よかった点や改善点、お気づきの点がありましたらお聞かせください。

・テーマの設定が良かった。振り返りの時間を長めに取ったのは良かった。「一人ひとりが尊重されるチームづくり」というテーマに対して「良いチームって、どんなチーム?」というグループワークで良かったのか?

・グループワークと同じ時間をかけて振り返る。長いと思いきや、それだけの時間をかけて対話をし、小さな違和感を見逃さずに確認してもらえたことがモヤモヤを残さないことになる。そういうことに気づけました。

・じっくり考えたり対話できる構成でよかった

・全体に構成も考え充実したプログラムだったと思いますし、進行や関わった人がそれぞれの役割をもって臨んで、みんなで考えみんなで行っている感じがとても伝わってきました。 そのうえで、気づいたことを伝えます。 研修のタイトル「一人ひとりが尊重されるチームづくり」とグループワークで「良いチームって、どんなチーム?」というのは、あえて「良いチーム」としたのかな?一人ひとりが尊重されるチームと「良いチーム」というのは微妙に違う感じが私の中にはありました。 私にとっては、一人ひとりが尊重された先に良いチームが創られる感覚です。 まきさんからの問いも「ほかの人にとって尊重されるチームはどんな感じかな?」だったと思ったので、グループワークに入ったときに少し違和感を覚えました。

・「今日のゴール」よりは、私にとっては「この研修のねらい」の方がしっくりきます。理由ですが、ゴールのイメージは、そこに行きつくイメージがあり、目標というか到達していないといけないイメージです。チーム活動の場合にはゴールがいいですが、研修全体と考えた時には、ねらいはそこまで行ってほしいが、強制的ではなく教育的な意味があり、たどりつかなくでも大丈夫ですよという意味を含んでいると私は考えています。

・ふりかえり用紙3設問のところで(どんな行動)⇒(メンバーの言動)の方が時にリモートの時にはいいなと思います。行動はわかりにくいことを、言動は発言と行動が含まれているので、発言としてとらえることも、行為行動としてとらえることも両方含まれるからです。

・フィールドの違う方々との出会いの場を設定してください感謝です。今回もセッションを通して価値ある時間を過ごせました。

・プログラムがシンプルでゆっくりと話すことが出来た。問いで使う言葉の選択をプログラムつくりの段階で楽しんでほしい。

・グループワークは良かったが、「一人ひとりが尊重されるチーム作り」に関し、示唆的なものは得られたが、皆が考える「チーム」の範囲が広範で抽象的すぎたように思う。利益を追求する会社でのチームなのか、地域コミュニティや、同好会のような利潤を得ないチームなのか、具体性があるとまとめやすかったように思う。

・今日もたくさんの学びと気づきと、心地よい時間がありました。グループワークでも、ふりかえりやチェックアウトでも、「たくさんの自分の思い、気づき、疑問などを話す」ことが出来て、そしてみなさんのそういったことを「聞ける」、という時間はとても貴重です。そういう場にいられることは、本当に有り難く、嬉しいことです。 まきさんとみなみんの、インタビュー形式がほんわか&分かりやすく、これから始まることをイメージ出来たり、気持ちが和んだり安心できたりしました。なおちゃんの優しく暖かい進行がとても心地良かったです。そしてあまり表に出ないところでのとっきーの働き、みたいなものも感じられて、4人はいいチームなんだろうなぁ〜、なんてことも思ってました。そんなファシリチームのみなさんが、今日の学びや気づきを支えてくれていたんだなぁ〜、と、あらためて感じました。ありがとうございました💕

・個人ワーク・グループワーク・全体分かち合いのいずれも時間がたっぷりとあって焦らずに取り組めたのが良かったです。またファシリテーターが場から立ち上がるものを大切にしているのが伝わってきて心地よかったです。

・グループの話が共有された時に、他のグループから自然と反応が起こるときって、どういう状態なんだろうということを考えています。特定の個人の力ではなく、自然とそうなる場ができているときの状態です。

Q3.特に、学んだこと、今後に活かしたいと思われたことは何でしたか?

・短い時間でも話し合いのゴールを共有するといい。

・小さな違和感を大事にすることかな。

・「我々」というスタンスで話す時に、1対1とは異なる状況が生ずる、ということは今後考えてみたいテーマでした。

・その場で思ったこと、気づきをそのままにしないことが大切だと思いました。また、その場で意見を伝えることも大事ですが、一人になって考える時間を確保してから話し合いに入ることはとても大切なことだと思いました。 とにかく、いろいろと考え、感じることができた時間を本当にありがとうございました‼

・個と個の会話が周囲の人がいる事の中での会話による変化やタスクがあるなしでのチームの存在の変化など、自分にない視点を学ぶことが出来ました。

・主催が想定したアウトカムはもちろん、アクティシティ中の出来事や、参加者やファシリテーターの発言や行動かどから沢山学べることは有りました。でも、もったいなくてここには書けませんね~(笑)

・対象が抽象的で、各人が思い描いているチーム像が異なる中でも、色々各人の観点を尊重しながらも話し合えることができたことに何より感心した。

・個人対個人なら尊重し合えるのに、グループになるとそれが出来にくい、ということを感じていました。そのことの、解決に向かうための糸口が見つかったように思います。見えない集団の力、個人が背負ったり縛られたりする見えない「グループの何か」というものが、「お互いに尊重し合う」ことを妨げているのでは…というようなこと。 自分の考えや疑問を発言して、それを聞いた人がまた考えや思いを伝えてくれる(ここ大事なんですが、アドバイスではないところがいいのです!)。それを聞いて、励まされたり、気づきをもらえたりします。それもグループ(チーム)の良いところですね!自分の生活の中のリアルなグループでも、今日のグループでの良さを実践できるようにやっていきたいです♫

・やってみたい関わり方を試し反応とフィールドバックがもらえたこと。対立をおそれず表現するという次の目標ができたことです。

・チームはきっちりとした形ある静的なものというより、動的で取り組み続けることによって発展したり関係性が変化したりする状態だという感覚を持ちました。今はいいチームだから何もしなくていい、ではなく、常に働きかけていこうと考えました。

・今の現場においては、尊重できないところはできないと言いつつ、それより意識的にできるとこを探していくしかないなーと思いました。

5.話題提供者ふりかえり

横山 直子(なおちゃん)

今回ファシリテーターを担当させていただき、改めて複数のグループを扱うことの難しさを痛感いたしました。常に今ここに関わる意識を大切にしたいと思います。
また、参加者の方々の感想を読ませていただき、トレーニングのテーマやゴール(ねらい)に沿ったグループワークを考えることの難しさも感じました。振り返り項目の内容にもよるのかもしれませんが、今後も精進していきたいと思います。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

西森 真紀(まき)

ご参加いただきました皆様、テーマに関心を持ってくださいました皆様、ありがとうございました。企画段階から当日の運営まで、ずっと楽しむことができました。
「一人ひとりが尊重されるチーム」とっきー+なおちゃん+みなみん+まきの4人組は、間違いなくお互いを尊重し合うチームだったと思います。もしかしたら、一番難しかったのは、「自分自身を尊重すること」だったかもしれません。ついつい、「じゃ、私がやっておくよ」と自らを犠牲にしてしまいそうになる場面もありましたが、困っていそうなときは誰かが声をかける(主にとっきー)ことで、弱音を吐けたり、助けを求めたりができたな、と思います。
私(まき)が皆さんに話題提供する場面、みなみんがインタビューをしてくれたのですが、あれは実は「自分のことを上手に話すなんてできないよ」の私の弱音がキーになって、4人で話し合う中で生まれ出てきました。そんなことが普通にやれることが、「一人ひとりが尊重されるチーム」の素敵なところだなって思います。
同じようなテーマで、また何かやれたらいいな、と思っています。また一緒にお話ししましょうね!ありがとうございました。

南 良治(みなみん)

全体として、事前準備も本番当日も楽しく関わらせて頂きました。
ねらいの背景をインタビュー形式でお伝えするというチャレンジもあり、実施した私たちにとってもたくさんの学びが得られました。
また、チームやグループの捉え方、尊重するという言葉からの具体的イメージが参加者の皆様それぞれで異なり、実施することによって捉え方が拡がったように感じます。今回の経験を次の場に繋げていきたいと思います。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

時久 剛(とっきー)

あらかじめテーマを決めずに「とりあえず、集まってから考えよう!」から始まった、今回の企画チーム。
半年間、会話を重ねることで、ようやくプログラムの輪郭が現れ、ようやく実施にこぎつけることができました。
このプログラムにご参加いただいた皆さま、そして企画チームで半年間の旅を共にした、なおちゃん、まきさん、みなみん、ありがとうございました。

ファシリテーター・トレーニング・ラボラトリー

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