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自律神経の乱れで鼻水・寒暖差アレルギー
自律神経の乱れから起きる“寒暖差アレルギー”
スギ花粉などが原因でくしゃみや鼻水などが出るのがアレルギー性鼻炎ですが、暖かい場所から寒い場所へ移動した時や冷気を吸うなどの「寒冷刺激」によってアレルギー性鼻炎のような症状が表れることがあります。俗に“寒暖差アレルギー”と呼ばれます。大阪市立大学医学部付属病院耳鼻咽喉科の阪本浩一病院教授は「アレルギーではなく、自律神経の調整が乱れるためと考えられます。治療を受ければ症状は改善します。」と話しています。
寒暖差アレルギー≒血管運動性鼻炎?
朝起きた時やクーラーの効いた部屋に入った時に鼻水がしばらく止まりません。そのような症状が寒暖差アレルギーによるものと言われています。医学的には『血管運動性鼻炎』の症状に類似しています。血管運動性鼻炎は、アレルギー性鼻炎のような症状があっても、検査でアレルギーと確定できない場合に考えられる病気の一つですと説明しています。
自律神経の調整がうまくいかない
寒暖差アレルギーは体のさまざまな機能を調節する自律神経の乱れが原因で起こると考えられています。自律神経は、活動する時に優位になる『交感神経』と逆にリラックスまたは安静時、就寝時に優位になる『副交感神経』の2種類があり、朝目覚めて活動し始めると交感神経の方が優位になるなど、うまく調整されています。ところが、寒暖差アレルギーの人ではこの調整がうまくいかない。朝の冷たい空気や急激な温度変化に対して、鼻の粘膜で「水分を分泌せよ」という副交感神経の指令が活発になり、鼻水が出るというわけです。
鍼治療は自律神経の調整役として優秀
通常、寒冷刺激による鼻症状の治療は症状を抑える対症療法が基本となります。しかしながら、自律神経を調整する鍼治療には過剰なアレルギー反応を抑制する作用があります。お困りの方は是非お試しください。
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