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見積もりと計画

計画とは

この計画の定義づけをすることから始まり、「あらかじめ決めてしまう」のであるから、当然のこととして「その通り実施する」という考え方が導き出されてくる。

https://aidadesign.co.jp/blog/2021/05/31/1-1-%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B/

計画とは「その通り実施する」もの。

「予測」と「計画」。前提のズレ。

スクラムで利用されるストーリーポイントによる相対「見積もり」は「規模の見積もり」であり「期間の見積もり」ではない。
そして、「ベロシティ」はそれらを1スプリントでどのくらい消化できるかを「予測」するものである。
「その通り実施する」と「予測」では大きな違いがある。
しかし、その前提は暗黙的な前提であり、明示されることがない。
そのため、スクラムやアジャイルに対する認識が、関わる人たち全員で揃っていないと、歪みが生まれる。
開発者が「予測」として取り扱っているものを、「計画」に用いてしまったら何が起こるか。
「計画を守らない開発者」、「計画を守れない開発者」、「無理を押し付けるステークホルダー」のレッテルが貼られ、対立が生まれることになる。

なぜ「予測」か

不確実性によって、計画通り行かないから。
完璧な計画を立てれば良いと思うかもしれないが、完璧な計画を立てることは可能だろうか?完璧な計画とはなんだろうか?
要求や要件に変更は生まれないか?
不測の事態は発生しないか?
完璧な計画とは、計画を立て、それを寸分違わず遂行するということである。
寸分違わず計画を遂行したとして、求める成果は確実に出るだろうか?

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