試し読み付き!今月の新刊 2022年11月
今日から11月。年末の足音がひしひしと聞こえてくるようです。
本格的な冬ももう目前。体調には十分注意したいですね。
自閉スペクトラム症 マイペースなきみに家族はすったもんだ
自閉スペクトラム症のあるお子さんを子育て中のお父さんやお母さんによるInstagram等、SNSを通じた発信を見かけるようになりました。ふだんの生活の様子を知る機会も増えてきています。
本書に登場するのも、同じように向き合っている家族たちです。34のエピソードには、本人のペースにとことん向き合う家族のすがたがあります。大雨のなか親子2人で休みになった学校に行ったり、小児科の診察室で受診できずにトイレ移動して受診したり、お風呂に入るためにさまざまな工夫を凝らしたり……。はたから見ると、本人のペースに付き合うことはきっと大変なことに違いないと思うのですが、どのエピソードもどこかハッピーオーラをまとっています。
本書の「はじめに」には、こんなことばが書かれています。
「親の思いどおりに育てることが子育てではない」
その子の意思を受け入れて思いのまま生きていける環境をつくるために、「すったもんだ」なことも笑顔に変える家族の日々に、ぜひふれていただければ幸いです。
制度や就労支援のことがわかる! 若年性認知症の人や家族への支援のきほん
認知症に関する書籍は多くみられますが、若年性認知症に焦点をあてた書籍はまだ数少ないという現状があります。しかし、認知症は誰でもなり得る可能性があるもので、年齢も必ず高齢になってからというわけではありません。
支援を必要とする若年性認知症の人に対して、どのようにかかわるかによってその後の生活にも影響がでてきます。就労支援によって仕事を継続したり、新たな職場に就労したり、活用できる制度によって経済面がサポートされたりと、支援方法によって生活の広がりも変わります。
支援者が若年性認知症の人の支援ついて学べる一冊となっていますので、ぜひご活用ください!
合理的配慮にも活用できる! アダプテッド・スポーツで誰もが主役の楽しい体育
体育授業の主役は、これまで運動神経のよい子どもたちで占められていたのではないでしょうか。運動が苦手であったり、ハンディのある子どもは、ボールを受け取る係、採点係など、運動ができる子どもとできない子どもで役割分担がなされていませんでしたか。
本書では、こうした運動ができる子ども・できない子どもの役割の固定ではなく、運動が苦手な子どもも得意な子どもも、だれもが楽しめる内容を、用具・環境・ルールを変更することで実現できるアイデアを多数提案しています。
これから求められる体育授業のあり方の一つの像として、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
Q&Aでわかる!介護施設の看護実務
特養の実地指導・連携・ケア
看護師として高齢者施設で勤務してみると
「病院より楽だと思っていたけど違った」
「看護師としての役割がよくわからない」
「看護ケアのスキルが活かせない」
「医師がいないので判断に迷う」
「医療のことを理解してもらえない」
「他職種との連携が難しい」
「介護の知識に自信がない」
「責任が重くて不安」
……そして、辞めていく看護師も少なくないようです。
アンケート結果から見えたもの
介護施設に勤務する看護師の役割と業務内容について、長崎県の特別養護老人ホームに勤務している看護師、介護職員に対して著者らがアンケート調査を行い、看護師74名、介護職315名からの回答を得ました。
そのアンケート結果から現場で抱えている問題や課題をとらえて61の「Question」を設定し、解決が図られるように「Answer」と「解説」を構成しました。
アンケートで得たデータを統計的にまとめたものではありません。
いかがでしたか。試し読みも出来ますのでぜひご覧ください!
気になった商品はオンラインショップでご購入いただけます。
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