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耐寒性バナナを我が家のベランダ果樹園に迎えることにしました!その背景と品種選びの条件について

4年ほど前からベランダで三尺バナナ(ドワーフキャベンディッシュ)を育てています。今回新しい品種のバナナを購入することにしました!今回はその背景や品種選びなどについて紹介していこうかと思います😁


新たに購入した背景:三尺バナナに実がならない💧

フィリピンでは9か月で結実するのですが。。。

バナナといえばフィリピンを思い浮かべる方も多いと思います。東南アジアが原産の植物で年間を通して温暖な気候を好み、一般的に気温が摂氏28度から32度の範囲であることが最適な条件です。フィリピンなどの産地では苗を植え付けてからおよそ9か月後、通算で葉が40-50枚くらい出たころに花が咲き実がなるそうです。

日本では寒い時期の半年間は成長が止まる💦

9か月と聞くと一年かからないじゃん、結構お手軽ね、と思うかもしれませんが、日本には四季があるため残念ながらそのような短い期間では成長しません。夏はそれこそ1週間に1枚のペースで葉がどんどん出てくるのですが、冬になると完全に成長が止まります。一年の半分くらいは成長が止まっているorほぼ成長しない感じです。そう考えると9か月の倍の1.5年くらいかかるのかな、となるわけです。

さらに日本では3歩進んで2歩下がりながら成長する

しかし、さらに実がなるまでに時間がかかる理由が他にもあります。冬の間、ただ単に成長が止まるだけなら良いのですが、環境にもよりますがどんどん葉が枯れていきます。夏には10枚くらいあったものが、冬にはどんどん枯れていき、最終的には2枚になってしまいました。

成長はしていますが、葉の枚数は減っています。

春になると再び成長を始めるのですが、新しく出てくる葉はその前に出た葉と同じ同じくらいの大きさではなく、小さい葉が出てきます。つまり、成長度合いが少し前に戻ってしまうのです😨 この現象をバナナ栽培家界隈ではダウングレート現象と呼ぶそうです。
東京の場合、冬の期間は通常の屋外環境では寒さでほぼ枯れてしまうので、室内や温室に取り込んだりする必要があります。その環境次第で3歩進んで1歩だけ下がるのか、2歩下がるのかが変わってくるので、さらにどのくらいの栽培期間がかかるかは一概には言えません。ただ、体験談としては70枚も葉が出ても実がならないという報告もあります💦ちなみに我が家のバナナはこの3年で50枚以上葉を出しました。

新しいバナナの品種選びの条件:耐寒性+矮性

たとえ実がならなくても、ご覧のようにバナナは観葉植物としてもとても素敵です。また、一度実がなってしまうとその株は枯れてしまうので、なんならずっと実をつけずにその姿を愛でる、というのもアリかもしれません。
し・か・し!やっぱり実をつけたい!我が家産のバナナを食べたい!ということで、今の三尺バナナも育てつつ、新しい品種を探すことにしました!(家族からの、いつになったら実ができるの?というプレッシャーもつらいです笑)

① 耐寒性

まずは今よりも成長を早めるためにも耐寒性のある品種を選びたいです!耐寒性といっても品種ごとに耐寒度合いは違うようなので、ほかの条件との兼ね合いになります。

② 矮性

たとえ耐寒性があっても、冬の間は室内に取り込もうと思っています。また、今の三尺バナナですら、ベランダの天井に近づきつつあるので、矮性品種でないと育てるのが難しいです。
高さを低くする方法として、切り戻しという技法があるのですが、うまくできるか分かりませんし、収量も減ってしまうらしいので今回はやらないようにしたいと思っています。

③ 種なし

バナナってもともと種があるの知っていました?とは、バナナに関する本やサイトの書き出しによく見られる一文です。いろいろ調べてみて分かったのですが、栽培用で種あり品種って結構あるんですよね。種ありを含めると選択肢が増えるのですが、うーん、できれば種なしがいいなぁ、というのが今の気持ちです。複数育てられるのであれば種ありも面白そうなのですが、育てる場所が。。。

④ 味

今回、味についてはそれほど重要視しないことにしました。味まで条件に入れてしまうと候補がほとんど無くなってしまいます。また、私たちが普段食べているキャベンディッシュとの違いを楽しもう!という気持ちでポジティブに考えたいと思います。
ちなみに、キャベンディッシュという品種は、生産性・耐病性・輸送性などの観点で選ばれているようで、味はそこまでの品種ではないそうです。
フィリピンでは「ラカタン」という品種が一般的だそうで、私たち日本人が食べているキャベンディッシュよりも断然おいしいそうです。ラカタン以外にも世の中にはキャベンディッシュよりもおいしい品種がたくさんあるそうなので、いつか育ててみたいなぁと思っています。

④ 入手性

どんなに良い品種でも入手できないとどうにもなりません。その道のプロの方は海外から苗木を個人輸入しちゃうそうなのですが、さすがに私はそこまではできません。できればインターネット経由で入手できるのがありがたいですね。

最後まで読んでもらい、ありがとうございます。次回は候補となった品種と実際に購入した苗木を紹介したいと思います!
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