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これで解決!ベランダでの果樹用グリーンカーテンの支柱の作り方

今回はベランダで果樹のグリーンカーテンを作るのに最適な支柱の作り方を紹介したいと思います!

花や野菜のグリーンカーテンとの違い

グリーンカーテンと言えば、アサガオなどの花やゴーヤなどの野菜が一般的かと思います。よく見られるのが、野菜用のネットを天井から地面またはベランダの手すりまで広げる方法です。野菜用ネットは100円ショップでも売っていますので、とてもお手軽な方法です。しかし、ブドウなどの果樹用には以下の点で使いづらいです。
果実の重さに耐えられない
植物の種類にもよりますが、ブドウなどは結構重さがあります。そのため、最初の方は問題ないのですが、めでたく果実が成長してくると、ネットが果実の重さに引っ張られ、どんどん全体の形が崩れていってしまいます。野菜用ネット自体も柔らかい素材なので、元の位置で留まる力はありません。
枝の誘引ができない
花も果樹も一面に広がるきれいなグリーンカーテンを作るためには、つる(茎や枝)を思った方向に誘引する必要があります。特に水平方向に誘引する際には、本来上へ上へ伸びようとするつるを何かしらの「支え」に沿わして無理やり伸びる方向を変えてあげる必要があります。果樹の場合、つるは最初は柔らかくてもどんどん太く硬くなっていきます。そのため、野菜ネットのような柔らかい「支え」だと、つるの方が強いためすぐに上方向に戻ってしまします。
果実が傷つく
花の場合、ネットをほぼ垂直方向に設置しまっても特に問題はありません。むしろ、ベランダの空間を広く確保できるメリットがあります。しかし、果樹の場合、果実がネットの面上にぶら下がることになります。パッションフルーツなどの硬い果皮のフルーツであればよいのですが、ブドウなどの柔らかい果実だと、風が吹くたびに果実と枝や葉がぶつかりあってしまうため、果実に傷がついてしまいます。そのため、理想的にはネットが少し傾いたりアーチ状になっていると、果実がネットから離れてぶら下がってくれます。

果樹用グリーンカーテンの支柱の作り方

上記のような課題を解決すべく、いろいろ思案した結果、これから紹介する方法にたどり着きました!概要としては以下のような形になります。ベランダに出て横から見た図になります。

用意する物

〇 ベランダ物干し竿用突っ張り棒

〇 フラワーアーチ
庭でバラのアーチを作るための支柱です。サイズが合えば何でも良いのですが、2つに分離して使用するので、必ず組み立て式を用意します。

〇 物干し竿
〇 園芸用の支柱
〇 結束バンド(耐候・耐熱タイプ)
屋外で使用するため、耐候・耐熱タイプをご用意ください。100円ショップでも売っています。
〇 内径15㎜程度の塩ビパイプ 長さ25cmくらい4本

設置の手順

1.ベランダ物干し竿用突っ張り棒の設置

まず、ベランダ物干し竿用突っ張り棒を設置します。多くの商品では1本の突っ張り棒には2つの竿受けが付いています。突っ張り棒は内パイプと外パイプで伸縮できるようになっており、通常、どちらの竿受けも外パイプに付いているかと思います。このままだと竿受けが天井近くの高い位置に設置することができません。そこで、どちらか一方の竿受けを外パイプから外し、内パイプに付け直します。その際、内パイプは外パイプよりも細いため、うまくつかない場合には、写真のように内パイプにゴムシートなどを巻いて太くしてから竿受けを固定します。

竿受けを付け直したら、あとはベランダに設置するだけです。設置場所はできるだけ窓際(室内寄り、上図参考)が良いかと思います。その方がベランダのスペースを無駄にしません。また、室内からベランダを見た時に、突っ張り棒が見えない方が景観がよいので、それぞれ窓の両サイドに配置しました。その結果、2本の突っ張り棒の距離はちょうど2mになっています。
最後に竿受けに物干し竿を渡します。

2.フラワーアーチの組み立て

次にフラワーアーチを組み立てます。商品の説明書通りに組んでいくのですが、全部組んでしまうとアーチができてしまうので、2つの半アーチを作ります。さらに、パイプ1本分を以下の図のように横方向につなげます。こうすることによってブランダの奥行に十分な長さにすることができます。

縦長のアーチから横長のアーチに

3.フラワーアーチの足の収納部の取り付け

プランター、またはベランダの手すりにフラワーアーチの足を固定する部分を作成します。わが家の場合は自作したプランターの外側にフラワーアーチの骨組みよりも少し太い塩ビパイプを取り付けました。特に高さ方向の位置はしっかり計算しないとうまく設置できなくなるので、何度も計算して確認することが大事です!

4.フラワーアーチの取り付け

組み立てたフラワー半アーチの下側を塩ビパイプに挿入し、上側を物干し竿の上に置きます。ここで離れた位置から見て、半アーチが水平になるように突っ張り棒の竿受けの位置を調整します。位置が調整出来たら、半アーチの骨組みと物干し竿を結束バンドで固定します。

5.園芸用の支柱の取り付け

最後にフラワーアーチの横方向の骨組みに合わせて園芸用の支柱を結束バンドで固定します。

これで完成です!最後に実際の写真を載せます。今は冬で枝だけの状態なので、支柱やアーチの形が見やすいかと思います。夏になり、グリーンカーテンになったときには写真をアップしたいと思います!

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