髭剃りは顔を傷つける

ひげを剃るときは電動の髭剃りを使っています。電動でありながら、前回剃ったときに、ホテルに置いてある使い捨ての髭剃りで剃った後のようなひりひり感が皮膚表面にあることに気付きました。古くなったので剃り心地が悪くなってきたのだろう、皮膚の調子が良くない可能性もあるとして、あまり深く追求しませんでした。

そして今日です。剃っている途中からひりひり感があるので、何か本質的な問題があるのではないかと考えて、髭剃りの刃などの様子を見ました。老眼のせいもあって細かいところが見えにくいのですが、外刃の表面に異状があるように見えます。一部外刃のメッシュが乱れています。外刃が破損して、その部分が皮膚表面を傷つけていたのでしょう。顔中を細かいカミソリで傷つけていたようなものです。ひりひりして当然です。

ホテルの髭剃りについても、切れ味が悪いから仕方ない、簡易な髭剃りはそんなものだろうと思っていましたが、破損した外刃の電動髭剃りと同じようなもので顔を剃っていたということになります。剃り方に問題があるかもしれないと思って、表面を優しく滑らせるような剃り方を試みたこともありますが、それではあまり剃れなかったので、つい一歩踏み出してしまうのです。

髭剃りの後に多少の出血を見るのが当たり前と納得するのは間違っていたのかもしれません。しかし、簡易な髭剃り問題はそれ以上の問題に発展することはなく、その都度ちょっとだけ我慢をすれば終わる問題なので、放置しておくという対処は悪くないとも考えられます。

人類の長い歴史を振り返れば、ちょっとした我慢をしなければならないことが山のようにあるのが基本です。命にかかわる空腹を我慢することも基本でした。飽食の時代になり、免疫が常にハイパワーで機能し、省エネモードにならなくなったことから自己免疫疾患やアレルギーが増えたように、ちょっとした我慢をすることが少なくなりすぎることによって何らかの問題が出てくることもあるかもしれないと考える方が良いかもしれません。

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