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日記(2/1~2/7)~パラサイト 半地下の家族、ジョジョ・ラビット、ピース綾部さん、鬱ごはん

パラサイト 半地下の家族 / ジョジョ・ラビット / cymbals / ピース綾部さん / あちこちオードリー / ホームズのテディベア / 最近美味しかったもの / 最近作った料理 / 鬱ごはん

映画『パラサイト 半地下の家族』観た。

貧困層の青年が、偽の家庭教師として忍びこんだ富裕層の家庭。巧みな嘘で彼らの財産を掌握しようと企むが、事態は予想外の展開へ進み――という韓国映画。

面白かった。何よりプロットが良かった。設定だけで既に面白い映画なのに、富裕層に紛れ込むシーンもそこそこに、自分の妹や親も送り込んで、前の家政婦とアレコレしたり、更に家にも秘密が見つかりーーとテンポ良く話が展開していく。全く退屈せず、先も読めないまま最後まで楽しめた。

 テーマも日本人としては新鮮で良かった。ベタなこと言うけど韓国の貧富の現状が端的に知れて面白かったし、貧困がいかに人の倫理観を破壊するかを分かりやすく表してくれる(直接的な台詞もある)。それでも、クライマックスシーンの行動は(褒められた行為ではないが)人間の尊厳みたいなものを感じたな。
そして結末も、上手く原点に戻っていて憎いな、と思った。

ホラー風のポスターだし韓国映画なので、ショッキングなシーン(グロや暴力など)を覚悟していたが、そういうシーンは割と少なく、意外とスッキリ。何故か悲しい気持ちにもならないので、そういう心配無しで楽しめます。 


映画『ジョジョ・ラビット』観た。

敗戦間近のドイツ。ナチ信者だが臆病なドイツ少年・ジョジョが、家に匿われているユダヤ人少女を見つけてしまい……というヒューマンドラマ。

とても良いボーイミーツガール映画。もっとはっきり言えば良質なおねショタ映画。戦争物なので辛いシーンもあるけど、特別悲しい映画ではなく、お話は正当なボーイミーツガールでほっこり出来る。とにかくジョジョが愛くるしい。白人の少年って天使みたいに可愛い時期があるが、本作の彼がまさにそれだ。演技も上手くて、観た他人みんな彼の虜になるだろう。ユダヤ人少女も毅然とした態度でいて可愛らしい。

同じ敗戦国の人間としては、敗戦間近の街や住民達が人ごととは思えない気持ちもあった(といっても本や漫画の知識だけど……)。
しかし『はだしのゲン』とか『この世界の片隅に』に比べると、貧しさや凄惨さがかなり緩い。これは、実際にドイツが(自国民にとって)日本ほど酷い状況ではなかったのか、それともこの映画の描き方がマイルドなのかはよく分からない。たぶん後者だろうな。 

戦時中だけど映像(街並)も綺麗で、嫌な人間もほぼ出てこないお洒落な映画でした。


・友人がcymbalsの話をしていて、好きな曲を思い出した。



『Rally』は仕事がとてもきつかった時によく聞いていた。出勤中に聴くと少しは前向きになれたような気がする。音楽の専門的なことはよく分からないけど、特徴的な声質ではないのに妙に耳に残る素敵な歌声だと思う。


これもよく聴いていたな。出張で地方に言っていた時に聴いて、「あー、東京に戻って、首都高で聴きたいな」と思った。曲も都会派だと思う。 


『オードリーのオールナイトニッポン』に、ピースの綾部さんが出ていた。 

綾部さんは2年前からアメリカで暮らしているのだけど、今回のオールナイトニッポンが(アメフト番組の関係で)マイアミから生中継だったため、それに合わせて生放送に出演していた。
久しぶりに綾部さんの明るいトークを聞けて嬉しくかった。

綾部さんは自分の長所を「いつまでも初日のワクワク感を継続できるところ」(意訳)と言っていた。実際、渡米から2年経った今でも、渡米初日のように好奇心に溢れた生活をしているらしい。

こうした好奇心は、生きていく何より大事なものなんじゃないかと思う。良い話を聞けてよかった。 



・またオードリーの話だが、最近始まった『あちこちオードリー』というトーク番組を観ている。

 何週か前に、ゲストとしてスピードワゴン小沢さんが出ていた。小沢さんは今まで色々なネタ番組で拝見していたが、こうしてトーク番組で観ると予想以上に美的感覚のある人で、より応援したくなった。

一番ぐっときたのは、M-1グランプリの第一回始まった際、「漫才に優劣を付けるのは嫌だ」と言って出なかったという話。もはやM-1が一般化しすぎてそういう意見の存在を想定すらしていない自分に気付いた。

他にも、ブルーハーツの真島さんが好きすぎて、「神様に近い存在だから会いたくない」と話していたのも良かった。つまり小沢さんは、何かを深く好きになることの天才なんだと思う。

綾部さんもそうだけど、僕は何かを楽しんだり好きになれるような人が好きだ。すばらしい才能だ。と思う。 



・奥様(あえて敬称)がブライスを買ってきて、とても可愛い。部屋が明るくなった。
 でも(僕が買った訳じゃないので)写真を上げるのは憚られるので、他の子の写真を上げます。

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シャーロック・ホームズのテディベア。シャーロック・ホームズ博物館で買ったもの。可愛い。 



・またまたオードリーの話だが、『水曜日のダウンタウン』春日語が話題に上がっていた。

 春日語とは、春日さんが仲間内(サトミツさん等)で使う独特の言い回しのこと。
※例:「お疲れ様」→「オブです」、「何ですか」→「何じゃいこら」、「寒いね」→「サムですな」

 番組では「いい年こいて厳しめのノリ」と言われていたけど、まさにその通りで、オードリーは男子中学生同士のノリをずっと引きずっているような所に愛着を持てる。
(本人たちは「部室みたいな番組」という宣伝文句を「ダセーな!」と切り捨てていたけど) 

 いわゆるBL営業とは別の次元で、男の子同士の優しい身内ノリには夢があると思う。
 考えてみれば、子供の頃に聴いていた『ナインティナインのオールナイトニッポン』『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』『爆笑問題カーボーイ』なんかもそういう匂いがあったな。好き嫌いが分かれるんだろうが。



■最近美味しかったもの

新宿の海鮮居酒屋『魚米』

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 美味しいし、週末夜でも入れて良かった。

 店員さんが、魚がたくさん入った桶を席まで持ってきてくれ、好きな魚を好きな調理法で調理してくれるというシステム。
 説明も丁寧で、考えるのも面白く、味も良くてとても楽しかった。 


DEAN&DELUCAの恵方巻(ローストビーフ&菜の花)
 美味しいですね。さすがです……。DEAN&DELUCAにしてはそこまで高くないのが謎。

・ローソンのバスチー。たぶんこれが日本初進出。美味しい。


■最近作ったもの
サバとほうれん草のキーマカレー
(レシピはこちら

 分量をちゃんと測らなかったせいで「ほうれん草の炒めもの(カレー味)」みたいになってしまった……あと油っぽくなった。
 サバカレーに憧れがあるんだけどあまり美味しく作れたことがない。幻想? いや、簡単に諦めてはいけない……。

キムチ鍋
 鍋で楽できる季節になりましたね。キムチって全部キムチの味になるけど、キムチが美味しいのでそれで良い。


施川ユウキ先生『鬱ごはん』のネット連載が毎回楽しみだ。

(3話までの試し読みはこちら

 施川ユウキ先生は本当に凄い漫画家だと思う。ほぼ全ての単行本を持っているが、どれもテイストが違って、それでいてどれも凄く面白い。
(例えばデビュー作『がんばれ酢めし疑獄!!』はシュールギャグだが、『サナギさん』はほのぼのギャグ、『オンノジ』はヒューマンSF、『ヨルとネル』はファンタジー)

 全体を通して感じるのは、かなり計画性をもって作品の色合いを変えているだろう、という事だ。どれも作者にとって実験作というか、色々なことを試そうとする意欲を感じる。有名漫画家になってもこうした気持ちを持ち続けているのは凄いと思う。



・他に楽しみにしているネット漫画は、『ぶんぶくティーポット+』(超おすすめ)『トネガワ』『ハンチョウ』『ハニカムチャッカ』くらいだろうか。そういえば『独身OLのすべて』が終わってしまった。いい漫画だったな……。『ベルリンは鐘』も終わってしまったけど、新連載始めてほしい。


 漫画と芸人の話ばっかりだな……まあいいか。それなりに楽しくやっています。


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