見出し画像

コロナ時代に準備する海の世界

◎博多⇄釜山間のフェリーや高速船をご存知だろうか?

色々とあるらしいが、僕が知っている3つ!を紹介しよう。

フェリー:ニューカメリア
高速船:ビートル そしてなんと!新型高速船【クイーンビートル】が新たに就航するらしい。

所要時間はというと。

ニューカメリア:約5時間30分
ビートル:約3時間
新型高速船(クイーンビートル)は、約3時間40分らしい。

画像1

ニューカメリアや高速船ビートルをたまに利用するのだが、船の中で移動中ずっと集中して考えている事がある。。

それは。。

▶︎博多⇄釜山間の船を創造物の集合体にしてみたいのだ。

わかりにくい説明かもしれないが、もう少し実験→更新→後退→実験→更新があるのような生きる船が行き来していれば国境はかならず新たな価値へと進化していくと思ってる。

個人的に考えているだけなのだが、絶対にこっちのほうが大繁盛するだろうとも確信している!

この時間こそ、この僕にコーディネートをさせておくれ!

まず、3時間や5時間30分も船の中にいるんだが
船の中での人の関係性でいうと、従業員(スタッフ)とお客。この1つしかない。
そこで例えば、従業員(スタッフ)とお客。+ お客とお客。そんな関係性が少しでも生まれるとすればどうなるだろうか。

自由に動ける広さがあり、魅力的な何かをお客同志でも共有出来るとすれば、飛行機の早い安いとは違うお金では買えない有意義な時間をつくれるだろう。と企んでいる。

因みに新型高速船【クイーンビートル】は382席で、計502席。

船内は、免税店や売店、ガラス張りのサンデッキ、授乳室、キッズルーム、自転車スペースなども設けられているらしい。(広いんだな。。)

よし!これなら十分僕が理想とする船旅を作れそうだ。


▶︎博多⇨釜山の場合

移動中の船の中はというと、だいたいみんなこうだろう。

博多港到着→乗船(着席〜シートベルト→wifi設定→流されてる映画orネットサーフィンor友達と会話)→釜山着

そんな船中いつも気にしている事が僕にはある。

あの人こういったのに興味があるんだ?
釜山に着いて何するんだろう?仕事かな?プライベートかな?

 へーそんな情報誌あるんだ!とか。

船内アナウンスで流れる日本人スタッフの韓国語を聞きながら、この人は何がきっかけでここにいるんだろうか? プライベートでも行き来していて日韓について何か特別な想いがあるのかもしれない。(韓国に彼氏彼女でもいるのかな?)

まぁそんなプライベートはいいのだが。。

でも、普段、人と人が国を越えて出会い拡張していく事をコーディネートしている僕にとっては、そんな内側に秘めた想いが気になってしょうがない。

そうやって勝手に密着取材してる気分になっている。

ここもいいよ!とか、こんなのもおもしろいよ!とか伝えたい事もたくさんあるし、逆に僕が知らない多様な情報を知りたかったりもする。

ただ、いきなりしらない人に

これからどこいくんですか?
旅行ですか?
釜山でなにするんですか? 
とか聞かれてもちょっと不安な気持ちになりませんか?。。(陽気な人はありえるね)

でも、そのなんか不安とか、プライベートな事は聞かないでみたいな空気や雰囲気は3時間同じ船に乗っても変わらないんです。

なぜ不安なの?
その理由は簡単で。。何も共有できない3時間だし、もうみんな自分の前に大きな壁を作ってるんです。(知らず知らず)
壁を作ってもよし、作らなくてもよしの空気が大事なんだよな。。とか考えてるんですけど。

でも、その人たちが壁を作ってるというよりかは、その船が壁を作らせているんですよね実際は。

時間を共にするだけでは、共有できないものがたくさんあって。それが、話す話さないとかの問題ではなくて。本当にみんな、またあの船乗りたいって思うのかな?ただの移動手段として利用してる人ばっかりじゃないのかな?

僕としては、なんかいつもすごくもったいないというか、なんというか。

(話したくないという人は全然それでいいんだけど。。)

ただただ、共通認識としてみんなにあるのは、この人たちが釜山に向かっている、もしくは博多に向かっているって事だけ。
その土台ではそりゃそうですよね。 それが悪いって話しではなくて、少なくとも海外に行くっていう非日常感を持っている人の方が今のところ多いと思うんです。

日常の中でこんな提案するのはおせっかいかもしれないけど、
毎日じゃなくてもいい。プロモーションでもいい。
もう少しだけ
もう少しだけ
間口が広くてもいいんじゃないかなって。

海外に行く・韓国に行くとか、日本に行くとか、旅に出るとかって、考えて準備して向かってる時から、もうすでに始まっていて、その時間に何が起きるかとか、どんな事に触れるかって事が実は1番国のイメージや捉え方を左右する。

正直そこに免税店があるより、韓国の飲食店や、マーケットがあって、トンチンカンなコミュニケーションがあったりとか。そっちの方が、絶対いい思い出も悪い思い出も持って帰れるはずなんです。
なんかよくわかんないけど、行ってよかったな楽しかったなって感覚のほうがもっと大事というか。。
(免税店がいらないっていうわけでない。必要な人もいるので)

そこで、僕はいつも船に乗りながら、こんな船にしたらいいんじゃないかって、勝手にずっと悩んでいて。。

ざっくり言うとこんな感じである。(例えば)

・マッコリバーは常設
(本当にうまいマッコリならいくらでも紹介出来る!)

・日韓飲食店がポップアップで並ぶ
(これができるなら、たまたま見つけたうまいお店や気になるお店どんどん招待できる)
(お店ごと出張スタイル)
(市場スタイル)

・マッコリの先生を招いてマッコリWSをやっている。
(韓国では家でマッコリ(お酒)を作ってもいいので、韓国寄りの海の上でのみ開催なら大丈夫だろう。)
(もちろん多様なWSもあり、時にはyoutuberでありそうな、面白い日本語/韓国語ワンフレーズレッスンとかあってもいい。)

・日韓作家さん達が船の上で作品展示販売 
(船の上の小さな美術館だ)

・毎日テーマの異なったゲストスピーカー達がトークを展開

・ココなら日本や韓国の最新の映画がすべて翻訳されて見る事ができる。

・映画館は小さいけれど舞台にもなっていて、日韓のライブやパフォーマンス。お笑い、落語やサムルノリやパンソリなどの伝統芸能やおん気楽に楽しめる。

・やっぱり日本の喫茶店は必要

・日本の卵焼き屋専門店は必要だし、絶対繁盛する。
(実は韓国の友達から料理のリクエストされる数No1)

・小さな畑もある、海の上だけは韓国からの種、日本からの種が入り乱れている。毎日人が乗るもんだから一定のリズムさえ出来れば、管理は余裕だろう。(という世界感でいきたい欲)

・チンジルバン(韓国サウナ)に温泉。Saunnerの聖地が船になるかもしれない。
(途中で壱岐や対馬に1時間だけ寄って、海に飛び込めるようにしてもいい。(安全第一)

・ゆっくり眠れるリラックスルームはもちろんある。

・日韓のよくわからなくて、へんてこなグッズもならんでてほしい。

みたいな事を少し上品に演出してみるのはどうだろうか。?
(上品とは程遠い僕が言うのもなんですが。。。この船を作る上で大事!)


規模感やサイズはどうであれ、これくらいのコンテンツは十分船の上でも実現可能な範囲だと思うし、こんな時間が、日本や韓国に到着するまでにあったなら確実に変わる認識や概念ってものがある。

海の上だけで合流して陸を行き来しなくてもいいって人も出てくると思う。
そんな選択肢もあっておもしろいと思うし。
じゃ、また、海でお会うねってなるかもしれない。

目的地がある人達だけが乗る船じゃなくてもいいんじゃないかって。
そこに大事なヒントあるように思う。そんな海の上でのいろんなものが無意識にそぎ落とされた普通の時間を共有してみたいだけなのだ。
視覚的にも雰囲気も空気も香りもただただあの海なんだから色々とわかりやすい。

もしかしたら、あと30年くらいは船の中が唯一のわかりやすい合流地点になる可能性がある!

その価値を共有できそうで、船に乗りながら想像を膨らませ、いつもむずむずしている。そんな普通の価値に経済が加わってくるなら経済も捨てたもんじゃない!

そんな妄想を駆け巡らせ、いつかは船の免許を取り【WattaGatta号】を作りたい。

いや、、いやすでにシステマチックに安全に運行されているフェリーや高速船があるのなら、新しく作らずともコラボ出来る方が、あらゆる面で負荷が少ないはずだ!

そんな平和な海にも境界線はある!(残念)

よし動き出すか。

※今、対馬の佐須奈という、朝鮮通信使が最初に訪れた場所でこの記事書いています。すごく興味深い地域。

みなさん対馬にくる時は絶対連絡してね!

活動を通して関わる素敵な方々も対話のゲストとしてお呼びしたり、オンラインでのインタビューや関係する様々な文化活動の紹介なども記事にしていく予定です。 取材や情報発信を続けていけるよう、よろしければサポートよろしくお願いいたします。