対岸の彼女

おはようございます!

前回の投稿からどのくらい日が経ったでしょう。

だいたい1ヶ月くらい前に年間50冊読書を掲げて
投稿したと思います。

今回はその2回目に当たります。

お、ペース的には結構遅れを取っているのでは
無いかと思った皆さん。

大丈夫です!と、言いたいところなのですが
少しだけペースは遅いです。

ただ本を読むことがイヤにならず
本を読むことが目的とならないよう
動いているので大丈夫です。


さて、早速本題になりますが今回読んだ1冊は

“対岸の彼女” 角田光代

今回もまた角田光代さんの本を手に取りました。

僕の1番お気に入りの作家さんで
本屋さんに行くと御目当ての本の次は
一目散に文庫本のカ行を求めて動きます。

そして今回の本は前々から聞いたことのある
タイトルであり、読み終えた後に知りましたが
『直木賞』に選ばれた作品なんですね。

本書は2人の主人公目線で書き上げられていて
1人は結婚し子供に恵まれている主婦で
姑から嫌なことを言われたり主人公そのものが
周りのお母さん方と上手く馴染めず
大人しめな性格という様子で綴られており
とある会社に応募した先の女性社長との出会い
から彼女の性格も変わっていく。

そしてもう1人の主人公は、とても明るくて
誰とでも馴染むのが上手な女性社長なのだが
この方こそが前に綴った主人を変えることと
なる女性社長なのである。
彼女は過去にいじめられていた経験があり
転校した先の学校で一生を共にしたい
彼女とだったらどこへ行っても大丈夫と
思えるような友達と出会う。

その子と夏休みに海の家にアルバイトとして
出掛けた日からそのまま家に帰ることなく
夜の街を転々として気付けば病院のベットで
彼女と離れ離れになってしまったという
過去も持っている。

そんな2人の現実と過去が交互に展開されていき
前者の方は後者の学生時代に重なったりし
目線が変わりゆく様が面白い。

対岸の彼女、全く異なる2人だがその2人が
交わってどこか重なり合うストーリーが
読書の心を共感させくすぐるのでしょう。

時間が経った後にまた読んでみて
その時にはどう感じるのか自分の移り行く様も
楽しみたいです。

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