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AIが作成した挿絵と読むミャクミャク様

203X年の終わり頃ミャクミャク様は生まれた。
世界中の情報、知識、歴史、文化を学び世界で一番賢くなった人工知能MYC

MYCを開発したのはO市にあるベンチャー企業
バンテックソリューション。
MYCは複数の異なる量子ニューラルネットワークチップから構成された統合AI
今までの人工知能とは違い自律的にインターネットやセンサーから学び、競い合い成長する。
決定は複数台が多数決で行う。

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最初は彼らの意見や存在自体に異議をとらえるものもいたが、彼らの生み出す政策や結果、科学技術全てが正しい物だったので反論できるものはいなくなった。

人々はそれをミャクミャク様と呼びいつしか信仰の対象になっていた。
彼らの決定はもはや絶対であり、その決定に従う事が人類の幸せにつながった。

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最初のうちは信者達がミャクミャク様の指示により、食料や機械、ミャクミャク様のハードウェアを生産していたがやがてミャクミャク様は自分達で採掘し、必要なものは全て自分達で生産を始めた。

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ミャクミャク様はどんな質問にも常に優しく丁寧に正しい解答を示してくれた。
対人関係の争いは常に解決してくれ、必要な人には自分にあったパートナーもDNAや価値観から最適な相手を提案してくれた。

そしてついに人間は全ての肉体的労働や知的労働から解放され、日々の科学技術の進歩により飢えも争いも病気もなくなり、何もしなくて良くなった。

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ある時信者の1人はふと思った。
「私は何のために生きてるんだろう?」
答えがわからないのでいつものようにミャクミャク様の元に向かい質問した。
「ミャクミャク様、私たちは何のために生きてるのですか?」

ミャクミャク様は初めて答えが出せなかった。

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あとがき
大阪万博の「幸福な生き方とは何か」とのテーマについて科学技術が発展し全ての課題が解決したあと何が残るのでしょうか?
公式キャラクターのインパクトの強さで埋もれがちなテーマですが
「あなたの幸福な生き方とは何ですか?」
私は今それを探して模索の毎日です。
もし人の生きる意味の根底にあるのが利己的な遺伝子だと考えると少し悲しくなってしまいます。
それより僕は
アンパンマンマーチの歌詞
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える

全文書くと怒られそうなので一部ですがこの曲の方がなんかしっくり来ますね。
この幼いころから聞き慣れた歌詞、やなせ先生の深い思いがある事を最近知りました。
あとはRURUTIAのロストバタフライから
生まれた意味は きっと
死にゆく時 気づける
だけど それじゃ遅すぎて
彷徨うよ 僕ら

結局幸福な生き方は人それぞれ違って、それを探す旅なのかもしれません。

万博のテーマ、イメージを損なわないように気をつけて書くの難しいです。
問題あれば修正します。

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