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#331 [文学] 小説家の中で最も尊敬されているロシア人作家

第48週 第2日(火)文学「レフ・トルストイ」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は文学「レフ・トルストイ」です。

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本の要約

■レフ・トルストイ(1828~1910)
ロシアの文豪で、読者と批評家たちの間で高く評価されているが、それ以上に作家たちから大きな敬意を捧げられており、昔から自分たちには手も届きそうにない天才だと考えられてきた。

ロシア貴族の名家に生まれたトルストイは、大学教育を受け始めたものの、退屈して学位を取る前に中退した。1862年、結婚して身を固めた。妻は悪妻だったことで有名だが、二人の間には子供が13人できた。

・「戦争と平和」(1860年代後半)
大河小説で、ナポレオン戦争を背景に、ロシア遠征をクライマックスとする物語だ。小説の最後でトルストイは、歴史を形作る巨大な力は、人間の不合理で予測できない行動にあると結論づけている。

・「アンナ・カレーニナ」(1875~1877年)
タイトルにもなっている主人公は、知的で魅力的な女性だ。夫は真面目だが退屈な官吏で、アンナは夫から得られない心ときめくような恋愛を求め、将校と恋に落ちる。夫と幼い息子を捨てて愛に生きようとするが、不倫に対して社会から厳しい目を向けられる。アンナは自殺という悲劇的な最後を遂げるが、その直前を描いたトルストイの描写は写実主義の傑作であり、文学で最も素晴らしい場面の一つと考えられている。

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アンナ・カレーニナ

この小説には、有名な冒頭の一節がある。

「幸せな家族は、みな一様に似ているが、不幸な家族は、それぞれが違った形で不幸である。」

日本でいう夏目漱石の坊っちゃん冒頭「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。」くらい有名なのだろう。

世界の純文学を読み漁ってみるのも面白そうだ。
まぁ、日本の名作も全然読んだことないけど…

ところで、トルストイがこんなにも敬意されているのは、結局の所どうしてなのだろう。アンナ・カレーニナを読めばわかるのだろうか。


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