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#183 [歴史] 独立革命期のアメリカで活躍した第三大統領。

第27週 第1日(月)歴史「トマス・ジェファソン」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は歴史「トマス・ジェファソン」です。

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本の要約

■トマス・ジェファソン(1743~1826)
トマス・ジェファソンはアメリカ合衆国第三大統領である。
ヴァージニア植民地のシャドウェルに生まれ、独立革命前は弁護士だった。ジェファソンの興味は政治だけにとどまらず、建築家であり、発明家でもあった。若い頃はウィリアム・アンド・メアリー大学で学び、在学中ジョン・ロックの哲学書を読んだ。

大学時代の教育が彼の政治的見解に強い影響を与えていた。1776年にジェファソンは、フィラデルフィアで開かれた大陸会議に出席した。この会議は、本国イギリスに反抗する13植民地の代表者が集まる会議だ。各植民地の代表者たちは厳しい課税と抑圧を受け、イギリスからの独立を支持することに決めていた。そして生まれたのが、ロックら哲学者たちの思想を取り入れてイギリス支配を徹底的に非難した独立宣言だった。

ジェファソンの考えは、後世の特に南部出身の政治家たちに影響を与え、彼らは強力な連邦政府に反対した。ただし、ジェファソンは、1801年、大統領になるとその権限を使ってフランスからのルイジアナ買収を承認した。この決断は現在多くの憲法学者から、大統領としての権限を逸脱したものだったと考えられている。

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ウィリアム・アンド・メアリー大学

アメリカでは、ハーバード大学に次いで2番目に古い歴史を誇る大学である。1693年にイングランド王ウィリアム3世と女王メアリー2世による認可に基づき創設された。全米的にみても入学が難しい大学として知られ、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、などの名門私立大学と並ぶ最高入学難易度である。

植民地状態のときって大学などの教育機関を創設することは許されていたのか。意外と言えば意外。

当たり前ではあるが、初代大統領のジョージ・ワシントンと同じ時を生きて、この早いスパンで大統領が3代も変わることが今までの絶対君主制を見ているとありえないスピードだから驚きもする。

歴史が動いている感覚がテキスト上からでもリアルに伝わってくる。


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