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#342 [哲学] 君の名は、なんでその意味を持つのか。

第49週 第6日(土)哲学「言語哲学」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は哲学「言語哲学」です。

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本の要約

言語哲学とは、世界について意味のある陳述をするために言語(話者が発する音と、紙に書かれた記号)を使うことができる仕組みを解明しようとするものだ。

現代哲学において、言語哲学の最も重要な問題は、「どうやって名は世界の中で対象を特定し、それによって意味を持つのか?」という問いだ。

(1)「スーパーマンはスーパーマンである。」
(2)「クラーク・ケントはスーパーマンである。」

もしも、名の意味が、単にその名が指示するものであるなら、どちらの文も意味は同じだ。しかし、文(1)は正しくて文(2)は正しくないと考えることもできる。例えば、スーパーマンの意義は「高いビルを飛び越えられるスーパーヒーロー」となり、クラーク・ケントの意義は「デイリー・プラネット新聞社で給与が最も低い記者」となるだろう。この例では、クラーク・ケントという名とスーパーマンという名は、意義が違うので意味も違う。したがって、文(2)が正しい文だとは必ずしも考えられない。

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そもそも考えたこともなかった。

言語がもつ意味と仕組みについて考えたことある?わたしはない。
だってすでにそれが正しいと思って使っていたから。どうやってその言葉がそういった意味を持ち、世間に浸透しているのか、考えるのは意外と面白いかもしれない。

というか、奥が深そう…


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