見出し画像

#334 [音楽] モダニズム運動のシンボルとなったロシアの音楽家

第48週 第5日(金)音楽「イーゴリ・ストラヴィンスキー」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は音楽「イーゴリ・ストラヴィンスキー」です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本の要約

■イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882~1971)
常に新しいものを求めたストラヴィンスキーは、自分の仕事に真剣に取り組む芸術家であり、絶えず革命的にであり続けた。
ストラヴィンスキーは、サンクトペテルブルクに生まれ、そこでロシアの民族主義的作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフと出会って師事した。1909年、セルゲイ・ティアギレフと知り合った。ふたりは力を合わせて、史上最も革命的なバレエ音楽を3つ作り上げた。

・「火の鳥」(1910年)
ロシアの民話を後期ロマン派の半音階技法で彩った作品。
・「ペトルーシュカ」(1911年)
斬新なリズムと、人形を主人公とした楽しい物語を特徴とする民話的なドタバタ喜劇。
・「春の祭典」(1913年)
若い乙女が豊穣の神へのいけにえにされ、長老たちの前でいけにえの踊りを踊って息絶えるという物語。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「火の鳥」(1910年)

ロシア民話「イワン王子と火の鳥と灰色狼」と「ひとりでに鳴るグースリ」を組み合わせた台本となっている。

あらすじ
イワン王子は、火の鳥を追っているうちに夜になり、カスチェイの魔法の庭に迷いこむ。黄金のリンゴの木のところに火の鳥がいるのを王子は見つけて捕らえる。火の鳥が懇願するので解放するが、そのときに火の鳥の魔法の羽を手に入れる。次に王子は13人の乙女にあい、そのひとりと恋に落ちるが、彼女はカスチェイの魔法によって囚われの身となっていた王女(ツァレヴナ)だった。夜が明けるとともにカスチェイたちが戻ってきて、イワン王子はカスチェイの手下に捕らえられ、魔法で石に変えられようとする。絶体絶命の王子が魔法の羽を振ると、火の鳥が再び現れて、カスチェイの命が卵の中にあることを王子につげる。王子が卵を破壊したためにカスチェイは滅び、石にされた人々は元に戻り、王子と王女は結ばれる。(wikipedia)

「春の祭典」(1913年)

20世紀の近代音楽の傑作に上げられる作品であり、複雑なリズム、不協和音に満ちていて、初演当時はけが人も出る大騒動となったことで知られている。

ちなみに、「春の祭典」は指揮者である小澤征爾さんの代名詞といってもいいほどの得意演目だったそう。
「火の鳥」を初めて日本で演奏したときも小澤が指揮をしてたらしい。
名前を聞いたことあるくらいで、彼のことは詳しく知らないが、相当すごい方なんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?