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#279 [哲学] もしあのときあーしてなかったらどうなっていたのだろう・・・

第40週 第6日(土)哲学「モダリティ」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は哲学「モダリティ」です。

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本の要約

この世界で、ある事柄が現実と違っていた可能性を持っていることを、哲学では「偶発的」という。2+2=4のように、この世界には必然的に正しい事柄もある。

モダリティの問題とは、この世界のうち、どの特徴が偶発的で、どの特徴が必然的であり、それをどうやって見分ければよいのかを特定するという問題のことだ。

哲学者のほぼ全員が、論理は必然的に真であると考えている。例えば、もしソクラテスが人間で、すべての人間はいずれ死ぬのだとしたら、そこから必然的に、ソクラテスがいずれ死ぬという結論が導き出される。数学も必然的に真であると考えている。

しかし、これ以外の事柄については意見が別れている。
・「宇宙の物理法則は必然的なのか」
・「あなたが人間以外のもの(例えば犬や猫)といて存在した可能性はあるのか?」
・「もし神が存在するとしたら、それは必然的に存在するのか?」

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一度は考えること

あのときあーしてればよかったのかな・・・

なんて後悔することは誰しもあると思う。私達は日々たくさんの選択と決断を繰り返して生きている。

その自ら選びぬいた選択を「必然的」という言葉で終わらせるには私は納得がいかない。
私の人生がすべて「必然的」な出来事の積み重ねなのだとしたら、私の今後の予定と物語の終わりを教えてくれ。悩まされているだけバカみたいじゃないか。

人生は偶発的だからこそ辛くて、苦しくて、楽しい。そう思ってたほうが前向きに進めると思う。

数学の奇跡

世の中が偶発的なもので溢れている中で、唯一必然的なもの、それは数学だ。数学だけなぜこれほどまで狂わないのだろう。そう思うと数学が貴重で美しく見えてくる。

苦手なんだけどね。



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