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#326 [哲学] 何気なく使う言葉の本当の意味

第47週 第6日(土)哲学「真」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は哲学「真」です。

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本の要約

哲学では「真」という言葉はもっぱら命題について使う。でも、真と偽の違いは一体何なのだろうか?これを、真についての哲学的問題という。

広く支持されている哲学的立場の一つでは、真は命題と世界の対応によって成り立つと考える。真の命題は、事実と対応した命題ということだ。対応説の大きな特徴は、真とは、言語(命題)と、言語を除いた世界(事実)という関係だという考えだ。つまり真とは、言語に依存しない客観的な現実との関係だというのである。

別の哲学者は、ある命題が真であるかどうかは、その命題が他の命題と整合性を持っているかどうかで決まると考える。整合説では、私たちがあらゆる事柄について間違っているということはありえないと主張する。

他にも、余剰説というものがある。この説によると、「ある命題が真である」と発言することは、その命題を是認する便利な方法に過ぎないという。

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対応説

この説を支持する哲学者は、対応関係とは何であり、どのような条件で対応関係が成り立つのかを説明しなくてはならない。さらに、事実を定義する必要もある。

なんかこうなると、ここでさらに事実を定義するための根拠が必要になるとか言いそう。

整合説

ある命題が真であるとは、その命題が、私たちが真であると考えている他の命題と矛盾しないということ。この整合説を採る場合は、整合関係とは何であり、どのような条件で整合関係が成り立ち、どのような命題群を基準として別の命題が真であると判断すべきなのかを説明しなくてはならない。

余計難易度が高い…
数学においては整合説で成り立っているかもしれないが、これを私生活に置き換えて考えると、考えることが多そう。

何が真であるか、世界共通の認識の部分もあると思うが、自分自身の軸としてこれこそが真であると思えるものがあると、その人は強いと思う。それが到達したい目標も兼ね備えていればより強固だ。

自分自身の真がひとつでもあればそれでいいと思う。

現代哲学のキーコンセプト 真理 https://www.amazon.co.jp/dp/400061374X/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_MA9K4T83G434782D8N7Z



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