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#170 [文学] モダニズム運動の重要な女性作家

第25週 第2日(火)文学「ヴァージニア・ウルフ」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は文学「ヴァージニア・ウルフ」です。

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本の要約

ヴァージニア・ウルフ(1882~1941)は、ジェイムズ・ジョイスやウィリアム・フォークナーらと並んで、新しい叙述技法と問題意識で小説に革命を起こした。

父親はケンブリッジ大学で学んだ作家・編集者で、彼女は父の書斎で本を読んで、独学で知識を身に着けた。母親が1895年に亡くなってからは、精神衰弱と抑うつ症を発症しこれは生涯続いた。

それでもプロとして執筆を始め、1912年にレナード・ウルフと結婚した。夫妻で小さな出版社を始めながらリベラルな知識人たちを積極的に交流した。

第一次世界大戦の残虐性に衝撃を受けたヴァージニアは、写実主義文学の原理では描くことの出来上にこの世界を新たな枠組みで作り上げようと決意した。「ダロウェイ夫人」(1925年)で、「意識の流れ」による叙述を試みた。

小説「灯台へ」(1927年)は、時間の流れと意識の流れを探求した作品。さらに探求した小説「波」(1931年)を出版。

結局ウルフは心の病の耐えることができず、1941年3月夫あての書き置きを残しサセックス州の自邸モンクス・ハウス知覚のウーズ川で入水自殺した。

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ブルームズベリー・グループ

ウルフ夫妻が交流したとされる集団。
ヴァージニアの姉であるヴァネッサの家に集まって様々な事柄について議論した。

メンバーの中には、
・デイヴィッド・ガーネット(作家)
・E・M・フォースター(作家)
・ロジャー・フライ(画家)
・リットン・ストレイチー(伝記作家)
・バートランド・ラッセル(哲学者)
などがいる。

文学界の重要人物が集うとか、かっこいいな。

心の病

一見はたから見たら、順風満帆で、豊かな生活を過ごしていそうな感じだけど、生涯心の病を抱え、最期にはその重荷に耐えられず自殺してしまう。

どんなに有名になっても、経済的自由を得たとしても心の病は治らないのだろうか。結婚もしてるのに。どうすればヴァージニア・ウルフは自殺をせずにすんだのだろうか。

本当に難しい。


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