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#267 [歴史] アメリカで女性の権利向上を訴え続けた女性運動家

第39週 第1日(月)歴史「エリザベス・ケイディ・スタントンと女性参政権運動」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は歴史「エリザベス・ケイディ・スタントンと女性参政権運動」です。

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本の要約

■エリザベス・ケイディ・スタントン(1815~1902)
19世紀アメリカで活躍した奴隷制廃止論者・禁酒運動家であり、女性の権利向上を訴え続けた女性。スタントンが亡くなって18年後、ようやくアメリカの女性は投票権を手に入れた。

1848年当時、女性が占拠で投票するという考えは、多くの人にとって荒唐無稽なものだった。アメリカの大学で女子学生を受け入れていたところはほとんどなく、女性の権利は厳しく制限されていた。男性も女性も、その多くが女性参政権論者を、奴隷制廃止論者と同じで、社会や伝統をひっくり返すことに熱中している我慢ならないリベラルな北部人の新種くらいにしか考えていなかった。

1920年、アメリカで女性に選挙権が認められた。スタントンは、生きて批准を目にすることは出来なかった。

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根強い女性差別

そもそも、どうして男性と女性での差が生まれてしまったのだろう。
宗教上の問題といってしまったらそうなのだが、そもそもなぜそういう宗教が生まれてしまったのだろう。
また、宗教関係が薄い日本でも、少し前までは女性の参政権などなかった。
つまり、宗教があろうがなかろうが女性の立場は世界共通で弱かったのだ。

もはや女性に権利など無いことが当たり前な時代に、常識をひっくり返すことをしたというのが偉大だと思う。

今でも日本では女性の働き方改革が世界から見たら遅いと言われている。その日本の中で生きていると気づきにくい部分は正直あると思う。いままでの常識をまず疑うことすら無いのだから。

もしかしたら自分自身で差別的なことを生み出している部分があるかもしれない。自分自身は関係ないと思わずに、まず疑ってかかることが平等な社会を生み出す第一歩かもしれない。


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