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#265 [哲学] 人類の歴史の中で最も影響力のある哲学者の一人

第38週 第6日(土)哲学「カール・マルクス」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は哲学「カール・マルクス」です。

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本の要約

■カール・マルクス(1818~1883)
思想としての共産主義の生みの親であり、どの哲学者よりも20世紀に大きな影響を与えた。

・歴史理論
歴史や政治の変化は経済的な生産手段によって説明される。どの経済制度のも分業が存在するため、人々は階級に分けられる。マルクスは資本主義を、長い歴史的展開の結果だとみなしていた。資本主義では、階級対立が深刻化して、やがて限界点に達する。膨大な数の労働者(プロレタリアート)が劣悪な環境で働く一方で、生産手段を所有するごく少数の人々(ブルジョワジー)が裕福になる。

やがて労働者たちは革命を起こし、それまでとは違う協力的な経済制度(能力に応じて与え、必要に応じて受け取る制度)を打ち立てるだろうと、マルクスは考えた。

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崩壊するときは・・・

マルクスによれば、資本主義は技術の進化や文化の変化、その中で変わる経済的な流れが生み出した自然的なものだったということ。

だから資本主義は最も自然的で必然的なものなのかもしれないが、これが一生続くことはないいうこと。

でも、今の時代個人で稼ぐことも少しずつだが、可能になってきている時代。生産手段を所有するものに絶対的に頼らなくても大丈夫になる時代もしかしたらすぐ近くに来ているかも。

はからずともマルクスの願った未来になるのかもしれない。そうなったら世界は平和になるのだろうか。



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