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睡眠しか勝たん!~睡眠障害を通じて感じたこと

私は10代の頃から睡眠に課題がありました。
課題というより「障害」といってしまってもよいと思います。

14歳頃から就寝時に金縛りに遭遇するになり、その頻度は週に3~4日程度にまで増えていきました。

金縛りとは、入眠してから通常はノンレム睡眠(深い眠り)へと入っていくところが、すぐにレム睡眠(浅い眠り)となってしまうことで、身体は寝ているのに脳が覚醒している状態において起こる現象です。

身体は動けず締め付けられるに苦しい状態で脳は覚醒しているので意識はっきりしています。
怖い夢と連動してなることも多いでし幻覚を見ることもあります。

金縛りと格闘して、それを解かなくてはなりません。
体力を使うし、精神的にもきついです。強制的に一旦は目を覚まさなくてはならないので、どうしても寝不足がちになります。

若いころに疲れやすく、風邪を引きやすかったのは金縛りによる寝不足が原因だったのではないかと思っています。

思い悩み、様々な方法を試してみたものの、なかなか改善されませんでした。
ネットで調べても金縛りに関する情報はあまり出て来ず、対処法はストレスを溜めないことや寝る前にリラックスする程度のものであり、そもそも日常的に頻繁に金縛りにかかる人自体があまりいないようでした。

ただ、経験則として分かったのは、寝る直前までに本を読んだり勉強をするなど脳を使うと、その夜は必ずといって激しい金縛りとなるので、なるべくそれは避けようと思いました。

転機は30歳を過ぎたころでした。
レム睡眠を抑える効果がある薬があることを知り医師に相談して処方してもらいました。

その結果、金縛りにあう頻度が劇的に減り、よく眠れるようになったため日中の疲れも感じにくくなり風邪もほとんど引かなくなりました。

その後、以前に比べれば激的に睡眠が良くなったと感じていたのですが、40歳を過ぎた頃から次第に家族から鼾のひどさを指摘されるようになりました。
普段は別室で寝ているのですが旅行などで同室になると私の鼾がうるさくて眠れないとのこと。

鼾がひどい場合は睡眠時無呼吸症候群を疑えといいますが、私はほぼ標準体重ですし、日中の眠気もないので当てはまらないとずっと思っていたのですが、昨年、念のため睡眠時無呼吸症候群の検査を受けたところ、何と1時間に20回以上呼吸が止まっている重症との判定が出ました。医師からは寝ている間の血中酸素飽和濃度が低く、放置していたら危ないと言われました。

まさか、との思いでしたが、治療のため、CPAP(シーパップ)を装着することとなりました。CPAPは寝ている間に鼻から強制的に空気を送り込む装置です。

睡眠時無呼吸症候群については、肥満が原因の場合は顎の周りに肉が圧迫していることが原因なので痩せれば解消することもあるとのことですが、私の場合は顎の形状の問題なので一生治ることはなく、CPAPを付け続けなければならないとのことでした。

その点については、不思議と受け入れることができました。
むしろ原因と対策が分かって安堵する気持ちもありました。

CPAPについては慣れるまで数か月を要すると言われましたが、幸運なことに数週間で慣れ、鼾も全くなくなり、よく眠れるようになりました。

振り返ってみれば薬の作用で金縛りはある程度は改善されたものの何か息苦しく夜中に目が覚めることがことが多かったように思います。

CPAPを装着するようになってから10か月程経過しましたが、夜中にトイレで起きることがほぼなくなりました。

CPAPは日本においては購入は認められておらず、医師の指導によりレンタルすることが基本のようです。
医師の指導と合わせて、保険適用で1か月5千円弱。わずかな額で健康が保てる、更にいえば命を繋いでいられると思えば安いものです。

ここ数年で睡眠に関する本をよく読みました。
睡眠に関する情報にアンテナを張るようになりました。
睡眠障害があったからこそ睡眠の大切さを知るようになりました。

睡眠は心身の健康、全ての基盤であり、睡眠を疎かにすることだけは絶対にしてはいけないと思います。今風に言うと?「睡眠しか勝たん!」です。

今日も寝る1時間半前に闇風呂でリラックス、寝る前1時間はスマホを手放す。そしてCPAPを装着し就寝。良質な睡眠で明日の健康を手に入れたいと思います。



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