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日本最西端の駅を訪ねて~松浦鉄道と佐世保紀行

久しぶりに九州に上陸しました。
長崎~佐世保~武雄温泉のルートでの2泊3日の旅ですが、その中日に訪れた佐世保周辺の旅をご紹介します。

前日に宿泊した長崎から高速バスを使って約1時間30分。午前9時前に佐世保駅に到着しました。
長崎から佐世保へはJR大村線を使うルートもあり、大村湾に沿って線路が敷かれているので海沿いの良い景色が期待できそうですが、線形があまり良くないのか、乗り換えなしで結ぶ快速シーサイドライナーを使っても2時間以上を要してしまうことからその後のスケジュールの都合上バスを使うことにしました。

日本最西端の「JR」の駅は佐世保駅に到着

日本最西端の駅を目指す

佐世保駅からは第三セクター鉄道の松浦鉄道に乗り日本最西端の駅「たびら平戸口」を目指します。

一両編成の気動車が待っていました
松浦鉄道路線図(松浦鉄道HPより)

列車(といっても一両ですが)は9時24分佐世保駅を出発します。
しばらくは佐世保の市街地を走りますが、ほどなくしてのどかな風景に変わりました。

単線なので時折反対列車と駅で交換します
車窓から見える新緑が眩しいです
たびら平戸口まで車窓から海が見える区間はわずか
かんだ? 「こうだ」駅だそうです

列車は定刻どおり10時48分、日本最西端の駅たびら平戸口駅に到着しました。
「平戸口」という名のとおりこの駅は平戸島へ渡る玄関口の駅です。
「たびら」は田平という地名です。
平戸島へ行くためにはここから船で渡るわけではなくバスに乗り換え平戸大橋という橋を渡っていきます。
つまりはこの駅まで鉄道で来てバスに乗るという手段を取らなくても、マイカーや佐世保駅から平戸島への直通バスを使う方が便が良いといえ、平戸島へ行く人というより私もそうですが日本最西端の駅ということで訪れる人が大半なのではないかと感じました。

割りと新しい「最西端」の看板
日本最西端の駅訪問証明書
「最西端」の碑
ここにも「最西端」
資料館も隣接 かつてはJR松浦線でした

最西端の駅を後に来た道を佐世保まで戻ります。11時18分の佐世保行きに乗る前に佐世保駅構内の佐世保バーガーのお店に連絡し、ランチ用にテイクアウトするバーガーの予約を入れておきます。
お昼時間帯だと混んでいたり、注文から提供まで多少時間が掛かったりするようなので次の予定まであまり時間がないときは受け取り時間が指定できるので便利ですね。

大学駅 佐世保行きには大学生らしき人が多く乗ってきました

12時38分佐世保駅に到着。予約した佐世保バーガーを受け取り、駅みなと口を出てすぐの海の見える公園でいただきました。

スペシャルバーガー Sサイズ
味とボリュームは申し分なし
駅前が港というロケーション

クルーズバスで佐世保観光


さて、鉄旅は一旦終わりとし、次は佐世保観光とまいりましょう。
今回利用したのは「SASEBOクルーズバス海風」という名の定期観光バスです。
所要時間は100分。
佐世保の観光スポットを効率よく回ってくれます。
13時20分に佐世保駅を出発し、まずは車窓から米軍基地を眺めつつ、佐世保重工業の施設や赤レンガ倉庫、ドックなどを下車見学します。
ガイドはバスに同乗している海上自衛隊OBの方が務めてくれ、佐世保が港町として発展してきた数々の歴史について熱が入った説明をしてくれました。

SASEBOシーバス海風号
大きなドックを見学

そしてバスは丘をグイグイ登り天海峰展望台に到着。自分にとってこのバスに乗った一番の目的は九十九島の絶景を眺めること。
幸いにも天候に恵まれ期待以上の絶景を拝むことができました。

天海峰展望台より
九十九島がおりなす美しい眺め

バスはその後、九十九島パールシーリゾートに寄り、観光船や水族館を楽しむ人は下車可能となっており、その場合は佐世保駅までの路線バスのチケットがもらえるので好きな時間に駅に戻ることが可能です。
実際に私たち夫婦以外に乗っていた6人は皆ここで下車していきました。
バスはほぼ定刻の15時に佐世保駅に到着。短い時間ながら充実した観光ができました。
これで一人1800円はなかなかお得だと思います。

佐世保といえばハウステンボスが有名ですが、今回は最西端を目指す鉄道旅と短時間で楽しめるちょっとした観光のレポートでした。
読んでいただきありがとうございました。

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