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ファイターズを巡る北紀行~2日目

7月29日からの4日間。ファイターズを巡る北紀行の2日目です。

2日目 仙台から陸路を北へ。「エスコンフィールドHOKKAIDO」を目指して。

この日は仙台から陸路を更に北に向かいます。
目的地は北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」。北海道日本ハムファイターズのホームスタジアムです。

普通列車乗り継ぎであれば北海道&東日本パスをそのまま使って行けますが、18時の試合開始には到底間に合いません。

ということで、仙台からは新幹線を利用します。
ホテルから最寄りの榴ヶ岡駅から仙石線で仙台駅まで移動します。
早朝6時過ぎではありますが、既に暑いです。

フリーパスなので1駅でも迷わず乗車

仙台駅からは、6時40分発の東北新幹線「はやぶさ」でまずは新青森駅に向かいます。
JREポイントで引き換えた特急券・乗車券を使いますので追加料金はかかりません。

この旅で初めての新幹線
乗車したのはJR北海道のH5系でした

八戸から先は初めての乗車です。ちょっとワクワクしますね。
新青森まで新幹線の全ての駅に停車し、9時04分に新青森駅に到着しました。

乗ってきた新幹線は新函館北斗行きですのですが、きっぷの都合上一旦新青森で下車します。

青森駅は何度か訪れたことがありますが、新青森駅は大分様相が違い静かな印象です。ただ、新幹線駅だけあって駅構内の飲食店や土産物店は充実していました。

新青森駅に到着
改札内にねぶた祭りのオブジェが

新青森から先は、北海道&東日本パス専用の「北海道特急オプション券」(6110円)を使用します。

本来普通列車しか乗れない北海道&東日本パスにこれを加えると、任意の1日、北海道新幹線と北海道内の特急自由席が乗り放題となります。
これはかなりお得ですね。

オプション券を使って新幹線・特急に乗車

9時51分発の新函館北斗行き「はやぶさ」で新青森駅を後にします。
この先は青函トンネルを通り、いよいよ北海道に入ります。

車内ディスプレイに「青函トンネルに入りました」の案内が表示されます

私が北海道を旅するようになった学生時代は、丁度青函連絡船が廃止された後であり、青函トンネルがちょっとしたブームになった頃でした。

当時、「快速海峡」や「寝台特急北斗星」などで何度も青函トンネルを通り北海道に行きました。

その度にワクワクして、トンネルを抜け、車窓に北海道の景色が広がったときの高揚感は今でも覚えています。

今、北海道に行くときは、当然ながらほぼ空路ですが、今回敢えて陸路で渡るにあたって新幹線で青函トンネルを通るのは隔世の感がありますし、昔を思い出し感慨深いものがあります。

列車は新函館北斗駅に到着。ここから特急に乗り継いで札幌を目指すことができますが、今回は乗り放題きっぷということもあり、一旦函館に寄り道をすることにしました。

新函館北斗から函館までは「快速はこだてライナー」に乗車

函館駅までは「快速はこだてライナー」で17分。
夏休みシーズンのためか新幹線からの乗り継ぎ客でかなり混雑していました。

函館駅での滞在時間は1時間弱。丁度お昼時ですので函館らしい昼食をと思って事前に調べていくつか候補を決めておいたのですが、観光客がかなり多いのと、次に乗る札幌行き「特急北斗」は自由席利用なので早めに行って席を確保する必要があるので、駅構内の「あじさい」で函館塩ラーメンを食べることにしました。

人気店ですが、ここでも幸運なことにすぐに入店でき、すぐに食べることができました。
麺、スープともにすごく美味しかったです。

「あじさい」の塩ラーメン

そして、再び函館駅の改札を入り、「特急北斗」の席を確保しにいきます。
何と外国人客を中心に発車15分前には自由席が満席に。何とか噴火湾の景色が見られる海側の窓側席を確保できましたが、新函館北斗駅からの乗車では着席すら難しかったと思います。
一旦、函館駅に寄った理由の一つはそういうことです。

函館駅に停車中の「特急北斗」

12時15分、函館駅を定刻に発車した特急北斗11号は、快調な走りで札幌駅を目指します。
大沼、駒ケ岳、噴火湾・・・車窓からの素晴らしい景色に飽きることがありません。

車窓から駒ヶ岳
噴火湾沿いを走ります
北海道らしい風景が広がります

この区間は、北海道新幹線が札幌まで開通すると札幌までのメインルートから外れますし、そもそも旅客列車が走るかどうかも分からないので楽しむのは今のうちですね。

15時30分、南千歳駅に到着。ここれ新千歳空港駅からの線路と合流します。札幌までは30分程です。
この時、この後球場で合流する観戦仲間から連絡があり、「エスコンフィールドの屋根が開いているよ」とのこと。

可動式屋根が特徴のこの球場において、この日の試合は屋根を開けての初めてのナイトゲームとなるようです。テンションが上がりました。

北広島通過後に、車窓左側にエスコンフィールドが見える筈ですが、この日は満席で、左側の席は日差しが差し込んでいたため全てカーテンが下ろされており、見ることはできませんでした。

16時04分、札幌駅に到着。陸路を2日かけての到着です。ようやく辿り着いたという感じで達成感があります。

2日かけて札幌駅に到着

昨日の仙台から札幌(北広島)への移動ということでは、ファイターズの選手たちと一緒ですが、当然ながら選手たちは空路の移動ですよね。

そんなことを考えながら、一旦ホテルに荷物を置きにいきます。
今回、札幌のホテルの価格が異常なまでに高騰しており、通常7,000円程度のビジネスホテルが35,000円以上。一部においては10万円以上となっているホテルもありました。

インバウンド需要もそうですが、どうやら札幌でインターハイが開催されていることで、高校生や関係者が3万5千人も滞在していることが一番の要因のようです。

そんなことで、通常のホテルは諦め、カプセルホテルを確保し、2泊で1万円以内で抑えることができました。

札幌駅から少し戻るような形で北広島駅へ。ここからは前日に引き続き野球観戦モードに切り替えます。

北広島駅からエスコンフィールドまでは、徒歩25分程。3月の開幕戦に来て以来2回目ですので前回より近く感じました。

エスコンフィールドが見えてきました
 

日中は暑かった北海道もさすがに夜になると涼しくなってきました。
スタンド観戦していると気持ち良い風が吹いてきます。時折トンボが止まっていたりすることも。

屋根が開いた状態で試合。解放感があります。

この日はビール半額デー。かに寿司とともに北海道の風を感じながら野球観戦。何という贅沢でしょう。これがファイターズのホームスタジアムでできることが信じられない思いです。

かに寿司とビール片手に観戦

東京ドーム時代、「日本ハムの本拠地ってどこ?」って聞かれ、「東京ドーム」と答えると、決まって「東京ドームは巨人だろ」と言われました。

巨人の選手は専用ロッカーがあるのに日本ハムの選手にはそれがない、選手もファンも肩身の狭い東京時代でした。

札幌移転後は人気が出たファイターズ。本拠地は「札幌ドーム」と堂々と言えるようになりましたが、今度はサッカーと併用。いろいろと言われているように、そもそも借りているものなので制約が多く使い勝手が悪いようでした。

そして、今年、初めての自前球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が開業。世界に誇るボールパーク、それがファイターズの専用球場なんて夢のようです。30数年前に高校生だった自分に教えてあげたい。そう思ったらちょっと涙腺が緩みました。

日も暮れて夜空の下観戦

試合は、快勝。エスコンフィールドで勝ち試合を見ることができました。
ファイターズが勝ったときに試合後のヒーローインタビューの演出がまた凄い。これを生で見たかった。今回達成できて良かったです。

勝利の一丁締め
本日のヒーローが呼ばれます
ヒーローインタビュー

札幌のホテルに戻り本日の旅も終了。2日目も乗り鉄と野球観戦、存分に楽しむことができました。

3日目に続きます。

読んでいただきありがとうございました。

2日目の行程
榴ヶ岡
6:22(仙石線普通)6:24仙台6:40(東北新幹線はやぶさ95号)9:04新青森9:51(北海道新幹線はやぶさ1号)10:53新函館北斗11:04(函館本線快速はこだてライナー)11:20函館<昼食>函館12:15(函館本線・室蘭本線特急北斗11号)16:04札幌17:00(千歳線快速エアポート170号)17:17北広島・・・エスコンフィールドHOKKAIDO


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