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「妻に捧げた1778話」で泣けなかったあなたへ 最終話6行の意味

『妻に捧げた1778話』

本書の効用 こんな方におすすめ

・大切な人のへ感謝が減っている…
・いまの幸せでなく将来の幸せばかりみている…

『妻に捧げた1778話』
むかし「アメトーク」の「読書芸人」で紹介され話題になりました。
カズレーザーさんは「15年ぶりに泣いた」と絶賛。
番組後の反響もすごかったようです。

⚠ここからは内容に言及します。
⚠またネタバレも思いっきりするのでご注意を!!

どんな本?泣ける?

本作を読むときの注意点ですが、

ウェルメイドな作品じゃなありません!!
大衆向けではありません。

ようは、カンタンに

泣けません!!

だから泣こうと思って読まないように。
「なんかちがった」という結果になりかねません。
泣ける人は少ないタイプの作品だと思います。

くれぐれも「涙活」に使わないように。
「名著」に挑む感じで読んでください。

ただ!!

だからと言ってオススメできないのかといえば、
まったくそんなことはない!!

すごくいい作品!オススメ!
「読まなあかん」作品。
特に結婚している人はぜひ。

最終話の6行について

まだ読んでない人はここでこの記事を閉じ、
読んでから来てください!
それから話しましょう!
ちなみに電子書籍より「紙」がおすすめです

読みましたか?笑

泣けないというより、
「ラスト」の意味がわからなかった人もいると思います。

今回はその点について。

思いっきりネタバレ含みます。

ラストの6行は次のようになっています。

1778「最終話」

とうとう最終回になってしまいました。

きっと、迷惑していたことでしょう。

今日は、今のあなたなら読める書き方をします。





いかがでしたか?

長い間、ありがとうございました。

また一緒に暮らしましょう。

ここで注意があります。電子書籍(Kindle)だと「いかがでしたか?」の前には空白(スペース)がわずかしかありません(バージョンで変更になっている可能性あり)。
実際は、紙の本だと3ページくらいは余白が続いています。
だからKindleで読むと「?」ってなります。
その意味で「紙」で読むのがおすすめです。

おそれ多くも空白の3ページには何が書いてあったのか?
僕なりに感じたところを言うと。

それは、作者の奥様へのありのままの気持ちではないでしょうか。

最終話付近の話になると
それまで守られてきた「物語にする」という制約はなくなります。
そして作者の思いが前面に出てきます。
そう考えると最終話も物語ではなく
作者の奥さまへの「率直な気持ち」だったのではないでしょうか。

疑問だったのは、本作を読んで、感動し泣いた人の読み方。

私は感動しましたが、泣くことはありませんでした。
しかしレビューなどを見ると涙する人もいるようです。
カズレーザーさんに至っては15年ぶりに泣く、
つまり大人になって初めて泣いた作品ということ。

感性の違いといえばそれまでですが、やはり疑問でした。

最近、カズレーザーさんの聖人のようなたたずまいをみてわかったような気がします。

泣けなかったのは、精神の成熟の問題。
ようは、私の人生の経験不足だと!!

ということで

カズレーザーさんに弟子入りしてこようと思います!!

以上!!

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