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「世界全体が神」アインシュタインが信じた神

年始ということでもあり、「神」について書きたいと思います。

アインシュタインが信じた神とは?

紹介するのは、「アインシュタインの手紙」。

アインシュタイン自身の宗教観が書かれていたことで話題になりました。
内容は以下。

「私にとって神という言葉は、人間の弱さの表現と産物以外の何物でもない。聖書は敬うべきだが原始的な言い伝えの集まりだ」

https://www.cnn.co.jp/fringe/35129716.html

キリスト教に厳しい立場を示したアインシュタイン。

そんなアインシュタインは、生前、聖書的な神ではなく「スピノザの『神』は信じる」と語ったとされます。

汎神論とは

スピノザの神とは「汎神論」のこと。

アインシュタインも賛同した汎神論とは?

汎神論とは、ざっくりいえば

世界全体が神

という概念です。

Wikipediaを見ると汎神論(はんしんろん)とは…

神と宇宙、または神と自然とは同一であるとみなす哲学的・宗教的立場である

エチカ (スピノザ) - Wikipedia

「すべての事象は、神の現れ」
このように汎神論は考えます。

日本の八百万の神とニュアンスは似てるのですが、まったくの別物。八百万の神は無数にいますが、スピノザの神は唯一。

当然ながらスピノザは、キリスト教から激しいバッシングにあいます。
スピノザの書籍は死後しばらく禁書扱いされていたほどです。

彼の業績が認められるのは死後しばらくしてから。

逆にいえばそれだけ刺激的な、攻めた内容を説いていたわけです。時代の先を完全に行き過ぎていたということです。

実際に神はいるのでしょうか。

スピノザの神については、以下のテキストがわかりやすかったです。
スピノザ『エチカ』


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