Design for iPadをみた #WWDC20
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個人的にランチセッションとして選んでみました。iPadOS 14ではiPadとしての独自進化を遂げつつMac Catalystとの親和性も上がっているようです。
サイドバー
iPhone向けアプリをiPadそのまま対応すると多くのスペースが生まれてしまう。これを防ぐためにサイドバーを活用して画面にコンテンツが埋まるようにする。写真アプリがそのようにアップデートした。
サイドバーのコンテンツは自由に移動・並び替えができる。
左端をスワイプすることですぐに表示させることができる。SplitViewと組み合わせることで3カラムのレイアウトを作ることができる。Catalystにも最適。
階層
画面が狭いiPhoneではどうしても階層が深くなりがちだが、サイドバーのお陰で階層を浅くすることができる。しかし、サイドバーの中で階層を深くするのはよくない。
同じ画面でタブとサイドバーを同時に出すべきではない。
アイコンサイズ
ホーム画面でアプリのアイコンが並んでいるが実際にはより多くのアイコンを配置できる。Filesアプリではアイコンのサイズを小さくしてより多くのファイルが表示できるようにした。これまでと比べると300%表示の量を表示できるようになった。
コンテキスト
これまではファイル名の変更などで全画面を覆っていた。しかし、その画面が切り替わってしまうことで思考が止まってしまう。Filesアプリではファイル名の変更時に周りのUIに変化を与えることなくファイル名の部分のみUIが変更されるようになった。ポップオーバーもオーバーレイではなく同じ階層に表示されるようになり他のUIを邪魔しないようになった。
入力
キーボードショートカットは追加したほうが良い。Catalystでもそのまま利用できる。iPadはトラックパッドにも対応している。Designing for the iPadOS Pointerというセッションを見ると良い。テキスト入力欄ではPencilでScribbleが利用可能なことを確認しよう。
キーボードでShiftやAltを押しながら入力やジェスチャーを実行することで可能な機能もある。LoomというアプリがタッチとPencilを活用することで素晴らしい機能を提供しているとのこと。
体感
アプリは常に反応することが望ましい。アニメーションやトランジションに関係なく応答するべき。iPadOS 14のドロップダウンメニューがアニメーション中にも別の項目に移動することができる。
ツールバー
iPadOSではツールバーは一番上に表示される。
まとめ
iPadOS 14でアップデートされたアプリをベースにたくさんの知見がありました。実装方法を知るにはBuild For iPadというセッションを観ると良さそうです。
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