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鈴原サクラ、ミーム化してしまう

シンエヴァンゲリオンの感想はこちら

実は、シンエヴァンゲリオンではある人物ともう1人別に、ヒロインレースに怒涛の追い上げを見せてきた人物がいた。Qから登場した鈴原サクラである。

ふざけている訳ではなく、シンエヴァにて彼女がシンジの出撃を止めるシーンは新旧含めてエヴァンゲリオンシリーズ屈指の名場面(になるはずだった

※このシーンを見た時、劇中ですすり泣く人々が散見された。

声優沢城みゆき(峰不二子の中の人)の名演と第3村の後の対比も相まってシンジを必死に止めようとする様は健気さと苦悩が伝わった。こういうシンジのありきのエヴァ運用と作戦立案にストレートに感情で否を訴える人物はエヴァではおそらく彼女が唯一である

※しかし、名場面が当人の臀部とお股のドアップで絞められる時、泣き声が止み薄ら寒い失笑が……

しかしまぁ、90年代のOVAのようにシリアスな場面でもお下劣なカメラアングルを追求する本作の作画上の欠点によって台無しになるのだが、

恐らく、ここが鈴原サクラにとってターニングポイントになってしまった。

キャラクターへの感情移入や共感、映画への没入感が最高潮の中で、寒い下ネタの類で一瞬現実に引き戻されたことによって、

「さっきまでの心情の吐露、崇拝するヒーローで世界を滅ぼしたラスボスで自分の看護する少年シンジへの重すぎる告白じゃねーかよ」

と、エヴァンゲリオンで性癖を破壊されたオタクたちの魂がルフランしてしまうのであった。

※破の絵コンテより。公開から12年、劇中時間14年。拗らて重過ぎる愛が、N2地雷の山吹色の炎がとこしえにつづくような煉獄とドス黒いキノコ雲より深い闇となりてシンジに迫る

鈴原サクラちゃんのここが極限シンジストかわいい
・もう、本編で告白しているけど、シンジが世界一憎くて世界一愛おしい唯一無二の存在という重すぎる感情を抱えて何故かどうにか生きている
・拳銃と救急箱を同時に持ってくるヤンデレムーヴ
・シンジに向ける銃が旧劇場版のリツコと同じ物。
 劣情と純愛にその引き金が軽過ぎる
・彼女だけ、ヴィレのバンダナを、クビに巻いている。シンジのDSSチョーカーとお揃いといった所属組織に対して冒涜的嗜好回路
・初恋を成就した兄夫婦(トウジと洞木)を見て育ってるので、初恋を諦めるという発想が毛頭ない
・デウス・エクス・真希波を呪うエヴァ界のフェイスレス
・人類救済後の第二の碇ゲンドウ候補
・明らかにゼーレのシナリオに無いイスカリオテの(ユダ)マリアならぬ、マグダラの(マリア)サクラ

本稿では最後に鈴原サクラを加えた学園エヴァを提唱したいと思う

1・ラブコメ版ゲンドウの活躍によって崩壊したゼーレの前身団体、ネオアトランティスの開発したタイムマシンを奪い、ヒロインレースに身を投じる「碇さん!私とトゥルーエンドを補完しましょ♡」

2・小中高共学パターンで、18歳、トウジの姉としてシンジの迫る「碇さんみたいなお兄さん欲しかったんよ♡」

3・小中高共学パターンで、シンジにおマセさんなロリキャラで迫る「碇サン以外にこのゲームで負けた事なかったのに!今日から碇さんはヒーローでラスボスや♡」

4・トウジの二卵性双生児クラスメイトパターンで迫る発育はアスカよりよくマリより悪い程度「碇さんが学校に来たくないなら、学校にいけない体にしてゆっくり治したる♡」

ただ、このパターンだと真希波どうするかなんだよなー(杞憂)

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