見出し画像

一歩一歩出来ることから

narino のファーマー筒井です。
12月ですね。11月中旬からは沖の深まりが加速した感じの天草です。今年は5月の梅雨入りから始まり6月の空梅雨、8月の1000ミリの大雨、そして10月の高温乾燥ということで極端な気候となっています。

今年に限らず地球環境の悪化?それとも長い長い周期の一部なのか、ともあれ温暖化は既知の事実となった現状、年々、月々、日々の変化は就農浅い私でも感じるほどです。

そこで何か少しでも地球環境への影響を減らせられることがないか、と一歩一歩でも進める小さな取り組みを紹介します。

減プラへの取り組み

農業や漁業では相当もプラスティックを使用しています。

私も農業用ハウスで多く使用しています。また、肥料等の容器もそうです。

そこで冬を前にハウスの屋根をかけた際に小さいながら減プラ作成を行いました。その代わり、3日終わる工程が6日もかかってしまいました。来年から逆に短縮できるのではないかと思っています。

やったことは単純で屋根のビニールを抑えるプラ紐の削減です。1棟につき74本から14本に削減、長さにして550m(幅1cm)ほどです。これが7棟あります。
コストも削減になります。

白い矢印の先にある細い紐が減らしたプラ

小さな小さな一歩ですが。

燃料削減への取り組み

農業では様々な農業機械を使用していますが、私は柑橘類の生産なのでトラクターを使用することはないです。主に使用するの草刈機と灌水・噴霧ポンプです。

このうち草刈機は、3年ほど前からエンジン駆動から電気モーター駆動に変えています。
効率性・経済性からいうと格段に落ちます。しかし、バッテリー3セットで午前中だけ草刈りと割り切って、午後は別の作業としています。
これは環境だけでなく、振動・騒音が小さいため自分自身の身体にも良いですので、sustainableなものだと思って取り組んでいます。

そしてこの夏からは、川からの水を汲み上げるポンプを電動に切り替えました。数年前に一旦設置しましたが、電源の関係一旦エンジン式に戻していましたが、この夏ついに再配線を行い使用できるようしました。
こちらは効率性が上がります。一方で時間でキチッと止めなくては永遠動いてしますので、融通が低下しています。(エンジンは燃料量でコントロールできる)
今後はタイマースイッチなどの導入も検討したいと思っています。

小さな小さな一歩でもできるものからやってみます。

電気にしたら環境にいいのか

常々EV化のニュースなどで気になっているのが、電力の供給なんです。
いくら個々に化石燃料を使うのをやめても、電力自体を火力に頼っていたならば同じではないか。確かに個々に小さなエンジンを使用するよりは効率は良いのだろうが、化石燃料を使用することには変わりない。

太陽光や風力などの安定性の面で全面的に頼るのも現状では難しいだろう。
もっと水力を使用していけそうなのだが。

もう一つ、決して推進派ではないものの原子力を当面使用することは必要ではないかと思う。技術は随分と進歩しているようだし。
東海原発の廃炉やその他の原発の使用を止めるとしても後始末が必要、それもかなり長い期間がかかる。これを考えると技術者の維持は必須となる。
ただ、今の原発への風当たりからするとその技術者を目指す若者が出てくるのか疑問が残るのです。

そんな中、心強い記事がありました。

これを見ると一概に反対せずにどう付き合っていくかハイレベルで見る必要があるのではないかと思います。
難しいテーマですが。

この先どうなるか分からないけど

分からなから何もしないではなく、分からなからできることはやる。
そんな考えで行こうと思います。
くじけない様に美味しいとのフィードバックを頂けると嬉しいです!

追記

電力だけでなく、それ以外も足りないのでしょうか?


採りたての爽やかな酸味と瑞々しさを!




この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,720件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?