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土木偏愛note『from DOBOKU』を開設します!【Editor's note #01】

令和3年4月から、土木好きが土木を語る土木好きのための土木偏愛note『from DOBOKU』(フロムドボク)を開設します!

唐突に宣言をしてしまい、一体このnoteは何? と思われている方が多いと思いますので、偏集長からの言葉を「Editor's note」としてお伝えします。

【届けたいこと】

 土木は社会を支えるインフラ作りを長い年月をかけて行ってきています。今年2021年は東日本大震災から10年が経ちました。この10年の間だけでも、台風、豪雨、地震、大雪などによる自然災害が毎年のように起き、土木は常に日本各地で被災地と寄り添いながら復興を支えてきました。しかし、まだまだその活動を広くお伝えできていないと感じています。

 社会を支えている自負と誇りを持っていながら、どこか照れもあり、伝え下手な面もあり、私たち土木に携わる人たちの努力不足が主因なのだと省みています。

 昨年から新しいウィルスに世界中が悩まされています。テレビドラマシリーズにもなった大人気漫画『JINー仁ー』でも描かれた「虎狼痢(コロリ)」は医学分類では「コレラ」に当たりますが、この明治期のコレラの出現により衛生工学という分野が土木界で確立され、上下水道の整備や大気・水質の浄化を促進することで、土木が疫病対策に寄与してきた歴史があります。

 この衛生工学/環境工学の分野は、騒音や振動の制御、産業排出物の制御、放射性排出物の管理、土壌環境の計画と管理などなど広範多岐にわたって発展してきていますが、やはり多くの人には伝わっていないものです。

 そこで、より多くの人に楽しく関心を持ってもらうために、プロ目線の小難しいことであっても、カジュアルに噛み砕いたユニークな形で届けることを目的に『from DOBOKU』を開設することになりました。


【偏集長と偏集委員の横顔】

 編集長に就任した出水享(でみずあきら)松永昭吾(まつながしょうご)は土木工学分野の博士であり、リアルインフラツーリズムの先駆者として土木の魅力や役割を伝えるために結成した「噂の土木応援チームデミーとマツ」の2人組です。ワクワク、土木土木(ドキドキ)、驚き体験ができる子ども向け土木体験イベントの企画・運営をボランティアで行っています。

 そんな私たちの理念に共感してくださった土木工学の専門家やインフラ管理支援ボランティア、土木工学を志す学生が編集委員として加わっていただき、毎月決めたテーマに沿って文章、写真、イラスト、動画、音声配信などのコンテンツを発信してまいります。


【from DOBOKUのこと】

サムネ1×2

 私たちはボランティア活動を通じて、一般の方々にも土木好きが多くいることに気が付かされました。例えば、ダムマニア、橋好き、暗渠好き、坂好きやジャンクションマニアなど、普段は土木に携わっていない人たちが、ひそかに(?)土木を愛している姿をよく目にしてきました。

 そういった“偏愛”を声に出して表現する場として、土木にたずさわる人も、そうでない子どもや学生、主婦など老若男女誰でも”それぞれの好きな土木”を発信していくコミュニケーションの場にしたいと込めて「土木から」をタイトルにしました。

 伝えることのプロではないため、試行錯誤を重ねていくと思いますが、記事が公開されることを楽しみにしてもらえるようなnote作りを心掛けてまいります。どうぞ『from DOBOKU』をよろしくお願い致します。

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from DOBOKU編集長
噂の土木応援チームデミーとマツ  共同代表 松永昭吾

文:松永 昭吾(マツ) fromDOBOKU編集長
土木酒場大将。酒と本をこよなく愛する土木技術者。「土木は優しさをかたちにする仕事」がモットー。土木学会誌編集委員・地震工学委員会委員・fromDOBOKU編集長。土木偉人かるた部西部支部長。土木写真部福岡支部長。マンホール探検隊九州支部長。(株)インフラ・ラボ代表取締役、(株)サザンテック執行役員上席技師長。工学博士・技術士・防災士。