マガジンのカバー画像

ドボクのラジオの時間です

60
中央エフエム「ドボクのラジオ」のスタッフが、各放送回の感想のほか、番組に関連する情報を綴るマガジンです。放送の翌週に、毎週更新する予定です! (番組の聴き方) アプリ「Liste… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

ドボクのラジオ 第257回 祝!ドボラジ放送5周年

2024年5月1日(水)放送  ナビゲーター:JUMI  ドボラジメンバーによるトーク おかげさまで5周年を迎えました。現役のドボラジメンバーのうち、赤井ゆきさん以外の全員でマイクを囲みました。思い出話が出るのは当然のことですが、それ以外にも、わかりやすく話すということや、ラジオならではの話し方の工夫など、ひょっとしたらリスナーの皆さんにも参考になるかもしれない話題も出たので、有意義な放送回になったと思います。 私自身は、番組の中でも普段と変わらずに「自然に話す」ように心

ドボクのラジオ 第256回 【土木偉人シリーズ】江戸に多摩川の水を引く・玉川兄弟の熱意、献身、技術

2024年4月24日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき 今回のお相手は、緒方英樹さん。どんな「ドボクのレキシ」が聞けるのか、わくわく。 テーマは「玉川上水をつくった玉川兄弟」のお話し。 我が家のそばには「玉川上水」が流れている。というか、今回のお話を聞いて「あそこ玉川上水だったの!?」と気づいたのです。大きな道路の中央になんだか時間が止まったような空間があるのは知っていたのですが。 羽村から四谷までおよそ43kmもの距離(フルマラソン

ドボクのラジオ 第255回 橋をつくる現場の楽しさ

2024年4月17日(水)放送 ゲスト:田中茂義さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 公益社団法人土木学会の第111代会長に就任された田中茂義さんは、会社に入社してから、橋梁を中心とした土木構造物の設計・施工に関する業務に従事しました。 今回は、過去に携わった経験談を「橋をつくる現場のたのしさ」として語ってくださいました。 代表的なプロジェクトとして携わった瀬戸大橋(下部工)では、橋脚をどのようにしてつくったのか。キーワードは、「海中コンクリート!」。そして、

ドボクのラジオ 第254回 伝えよう!ドボクの魅力

2024年4月10日(水)放送 ゲスト:田中茂義さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井のぶ 公益社団法人土木学会では、各年の会長が任期中に何か一つのテーマを決めて特別プロジェクトを立ち上げることが通例となっています。第111代会長の田中茂義さんは「土木の魅力向上プロジェクト」をテーマに掲げて、「魅力ある土木の世界」の発信と、「土木のステイタスアップ」を目指した取り組みの2本柱で活動を進められています。プロジェクトに関わる委員会メンバーはなんと70名以上! 2011年

ドボクのラジオ 第253回 関東大震災から100年 地震対策の取組

2024年4月3日(水)放送 ゲスト:小槻祥江さん、小穴温子さん ナビゲーター:JUMI 案内役:おがえもん 今回のゲストは清水建設の小槻祥江さんと小穴温子さんです。 小槻さんは免震、制振などの地震対策、小穴さんは地震、地震動の専門家です。お二人とも落ち着いた雰囲気で質問になんでも答えていただける安心感がありました。 冒頭にてニュース等でよく聞く「横揺れ」「縦揺れ」について教えていただきましたが、確かにP波とS波について小中学生のときの理科で習っていた記憶があります。忘れ

ドボクのラジオ 第252回 【土木偉人シリーズ】僧・禅海による大いなるチャレンジ 青の洞門開削

2024年3月27日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき  1年ぶりのラジオ収録。え!?1年が早すぎて…怖い。お相手は、ドボクの歴史をいろんな切り口でお話ししてくださる緒方英樹さん。今回は「青の洞門」を開削した僧「禅海」のお話し。青は地区の名前、洞門はトンネル。 昔々、大分県中津市の耶馬渓には通行難所の競秀峰という切り立った崖があったそうな。  中津や羅漢寺に行くためにはこの難所を通らねばならぬ。鎖を伝って命がけ…転落する人々や馬を目に

ドボクのラジオ 第251回 橋を架けるテクノロジー

2024年3月20日(水)放送 ゲスト:齊藤孝則さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 工事にはさまざまな技術を持った専門家の皆さんが携わっています。発注者、元請、1次下請け、2次下請け、・・・という体制の中で、齊藤さんの会社は1次下請けの立ち位置で「専門工事」を担当されています。道路橋、鉄道橋、高速道路橋などのプレストレストコンクリート工事や、貯水タンク、LNGガスタンク、浄化槽タンクなどのPCタンク工事などを担当する、まさにプロフェッショナル技術者の集団で

ドボクのラジオ 第250回 土木は総合力だ!

2024年3月13日(水)放送 ゲスト:村上育子さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 1993年に鹿島建設株式会社に入社された村上育子さんから30年間の仕事の軌跡や、村上さんが所属されている一般社団法人土木技術者女性の会の活動などについて教えていただきました。 ほぼ女性技術者がいない時代に、女性の現場監督者として現場で奮闘された様子や、苦労されたことなどを伺いました。昔は男女共同トイレだったそうです。また女性用を前提としていない作業服・ヘルメット・安

ドボクのラジオ 第249回 足元に潜んでいるもの

2024年3月6日(水)放送 ゲスト:原田健二さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 普段、地面のことを考えながら道を歩いている人は少ないと思います。 しかし、東日本大震災や能登半島地震でも液状化現象が起こり、家が傾いてしまい住めなくなったり、道が分断されたりしました。 原田さんは、弱い地面を強くする「地盤改良」を行う仕事に携わられています。 地盤改良の主な方法には、砂の杭を地盤の中に打ち込んで地盤を締め固めて強度を上げる「締固め工法」と、セメントなど

ドボクのラジオ 第248回 赤色立体地図ってなんだ!?

2024年2月28日(水)放送 ゲスト:千葉達朗さん、坂井繭美さん ナビゲーター:JUMI 案内役:おがえもん 今回のゲストはアジア航測株式会社の千葉達朗さんと坂井繭美さん。 赤色立体地図を発明された千葉達朗さんと、千葉達朗さんのマネージャー&「立体地図の乳母」こと坂井繭美さんのお二人の掛け合いは、放送音源にはありませんが阿吽の呼吸です。 発明のきっかけは、青木ヶ原樹海の現地調査。樹海で道が分からないと遭難する危険があり、その危機感から生まれました。赤色の彩度と明度で表現

ドボクのラジオ 第247回 【土木偉人シリーズ】世界的傑作・錦帯橋をつくった岩国藩主の苦悩

2024年2月21日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井かおり 錦帯橋といえば美しいアーチ橋。日本を代表するこの橋が架けられているのは、水量が多くたびたび洪水が起こっている錦川の川幅が200mもある場所。ただ「橋を架ける」のであればわざわざこのような場所には架けないでしょう。 当時、岩国藩は国として認められていなかったため、錦川に橋を架けることは岩国第三代藩主である吉川公嘉の力を示すための悲願だったとのこと。その強い想いがあってこそ

ドボクのラジオ 第246回 未来の日本橋へようこそ!

2024年2月14日(水)放送 ゲスト:中澤祐太さん・鳥居由然さん ナビゲーター:JUMI 案内役:蛎殻町の松 今シーズンのドボラジでは、学生団体の皆さんに多くご出演いただき、活動内容や普段考えていることなどをお聴きしています。今回のお二人が所属する「日本橋学生工房」は20年の歴史を持つ老舗。第1期生はもう40代になっているわけです。 地域の小学校、町会、まちづくりに関わる団体、企業などと接しながら、他大学の仲間たちとともに地域の未来を考える活動をしているそうです。た

ドボクのラジオ 第245回 元気丸のドボクのラジオ(パート7)

2024年2月7日(水)放送 ゲスト:元気丸(水戸竜司さん、北岡一成さん) ナビゲーター:JUMI ドボラジに7回目のご登場❣❣ Mr.水戸:建設会社元社員/2級土木施工管理技士 Mr.北岡:現建設コンサルタント従業員/2級施土木施工管理技士/技術士補/測量士補 というキャリアを引っ提げて、ここまで最多登場記録を更新中のお笑いコンビ「元気丸」がナビゲーターに! 技術士第2次試験を終えた時は「手応えはあった!」らしいけど、合格発表を見て膝から崩れ落ちたまま現在に至るMr.

ドボクのラジオ 第244回 橋のイノベーション

2024年1月31日(水)放送 ゲスト:永元直樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:おがえもん 今回のゲストは三井住友建設の永元直樹さん。 永元さんは、橋がやりたくて大学、会社を選び、現在も休日にも色々な橋を見に行く根っからの橋マニアです!大学では夜な夜な教授室に忍び込み橋の専門誌を読みふけていたとのこと。しかしながら、先生は雑誌の位置が少しでも動くと分かる几帳面な性格とのことなので、気付かれてますね。 今回、橋のイノベーションとして3つ挙げていただいたのですが一番気に