名古屋VS柏

柏レイソル大先生

今シーズン。
柏レイソル様の方角に足を向けて眠れない私でございます。
何の因果かはわかりませんが、
勝ち点3をありがとうございます。
シーズン開幕当初には3連敗の後に初の勝ち点3を頂きましたこと。
そして、ルヴァンカップにおきましては、
6月唯一の勝ちを頂きまして。
本当にありがとうございます。
相性と言えば、そこまで良いというわけではないとは思いますが、
グランパスの危機に際し、手を差し伸べていただきまして、
心より感謝いたします。

復活の相馬

一人選手が入ることがここまでの価値があるのかと驚嘆いたしております。
前半も左右問わず、攻め込み、シュートを打ち。
攻撃のスイッチを常に入れ続けるプレー。
そして、後半同点に追いつくゴール!
その後もチームを前向きにさせるプレー。
本当に大きくなって帰ってきました。
海外移籍の可能性はまだまだ残っているので、
何試合、グランパスで見られるのかわかりませんが、
ここでJ1残留までの貯金となる勝ち点を稼ぎ出してほしいと思います。

ヤマピース

山岸も念願のゴール!
ゴール後の指サインは「やまピース」というそうです。
にしても、あの場面でGKの頭をぶち抜くシュート!
積極性以外の何物でもない!
得点が取れていないことによる呪縛から、
シュートを打つ!ということよりも、
確実にゴールになる形を求めていたこれまでのグランパス。
あらためて、「シュートを打たなければ始まらない」
ということを感じました。
前節の町田戦も、後半から入った永井のシュートがそれを表していたなぁ。
物理的にも精神的にも前を向くということが出来ていなかったグランパス。
何か変わるきっかけになればよいのですが、
それはこれからの試合結果なり、
試合内容で分かってくるのではないでょうか。

良いことばかりではなく

しかしながら、試合を見ていて思うことは。
個の能力に頼った戦いであることに変わりはなく。
そこに「相馬」というスーパーな能力を選手が入ったことによって
チームが上向いたというだけで。
好調だった時もそうでしたが、
選手の好不調によって、差が出るサッカーをしている。

見ていて感じるのは
背伸びをした状態のサッカーとでも言いましょうか。
選手個々の平常値のプレーを標準としているのではなく、
若干背伸びをした「ギリギリ」の状態下でのプレーを標準としている。
よって、調子が良いときであれば、
全てがうまく噛み合わせられるんであろうが、
個々のコンディションが整わない状況下においては、
何もかもがチグハグになってしまう。

好調時は内田、米本、和泉、稲垣といった選手たちが
非常に献身的な動きを見せて、
チームをつないでいましたが、
怪我や移籍で選手がいなくなり、
チームがチームとしてつながらなくなってしまった。

少し背伸びした状態で戦い続けることによって、
選手の成長も促し、チームも結果を出すというのが理想でしょう。
しかし、それが出来ない状況下になったときに、
どんなサッカーを選択するのか。
開幕3連敗によって、アンカーシステムからダブルボランチへ変化を見せることでチームが好調になったように思いますが、
肝はそこではないような気がします。
チームをチームとして成立させるための選手が何人いたのかという問題。
良くも悪くもチームの鍵を握っているのは森島。
彼を前を向いてプレーさせることが出来るのか否か。
献身的なプレーができる彼だからこそ、
後ろ向きなプレーをさせるのではなく、
前を向いた姿勢でボールを預けられるかどうか。
過酷な夏をどう迎えるのか。

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