久しぶりに休みが重なり、部屋で彼女とのんびりしていた。
「実は私、幽霊なんだ」
「え? ……ああ、エイプリルフール」
「いいこと教えてあげようか」
「何?」
「エイプリルフールって嘘ついていいの午前中だけなんだよ」
「ふーん……え?」
時計を見れば、針はてっぺんを少し過ぎていた。

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