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【徒然ボカロ一人語り】第27週目

※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。

こんにちは、Sai.です。今週も引き続きIAの歌う作品に焦点をあてて紹介して参りますが、前回までとは毛色が異なり、今回は某有名なアニソンのIAカバー版のレビューとなります。

My Soul, Your Beats! feat.IA

麻枝准

※【念のため注意】ここで筆者が紹介している「IA01-BIRTH-」に収録されている『My Soul, Your Beats!feat.IA』と上記Youtube動画版では、音質・IAの調声などミックスの仕様が異なります。CD版はよりクリアで人間に近い歌声となっております。

冒頭でも申し上げたとおり、こちらは『Angel Beats』というアニソンをIAがカバーした作品となります。

おそらく多くの方とは逆パターンで、筆者は原曲を知らない状態で「IA01-BIRTH-」に収録されたものを初めて聴いたのですが、その時の衝撃は今でも忘れられないレベルのものでした。

まず第一に衝撃を受けた点は、これは決して誇張ではないのですが、上記CD収録版の『My Soul, Your Beats!feat.IA』では、「IAの歌声が人間の肉声と聞き分けができないほどハイレベルに調声されていること」です。

よーく鑑賞すれば、ビブラート部分などには確かに、ボーカロイドソフト特有の単調さが聴いてとれるのでそこで区別はできますが、それでも高音域や一音々々の滑舌がはっきりと綺麗に表現されているため、「声質がニガテ」という理由でボカロ界隈の音楽作品を敬遠してしまっている方には、是非一度、騙されたと思って聴いてみることをこの場でオススメさせていただきます(笑)。

そして二つ目の衝撃は、ズバリ「高音域の伸びの綺麗さ」です。

元々『My Soul, Your Beats!』という曲では、主にサビ部分に顕著なように、高音域において母音を長く伸ばす表現が多用されているのですが、そこにIAの声質が驚くほどにマッチし、唯一無二の一曲へとこの作品を昇華させているのです。特にキー転調後ラストのサビでは、オケのストリングスに加えてヌケの良いIAの歌声に力強さがプラスオンされ、壮大で豪華なフィナーレをこれでもかと演出しています。

DTMの腕が上達した暁には、筆者もいつかIAに歌ってもらいたいという野望があるのですが、そのうえで目指していく最終到達目標としても、この『My Soul, Your Beats!feat.IA』は、いつまでも私の中に在り続けることでしょう…。

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