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【徒然ボカロ一人語り】第38週目

※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。

お疲れ様です。Sai.です。先週はレビューをお休みさせていただきましたが、また今週からはできるだけ隔週更新を目指して頑張って行きたいと思っております。

ばいばいスーパースター

石風呂 feat.IA

じんわりと心に沁み込む温かさを持った、「大人になってしまった」人にこそ聴いていただきたい1曲です。

人間誰しも若い頃は色々とやりたいこととか、進路や夢を語りあいながら過ごすものだと勝手に私は思っているのですが、それを大人になってから叶えることのできる人はほんの一握りで、大抵の場合は時世や周りの環境に流されてなんとなーく安定した方向へと向かいながら人生が固まって行き、そして昔夢見ていた光景やパッションはいつの間にか影が薄く消えてしまうものです…。

『ばいばいスーパースター』は上記のような人生観が2ギターをメインとした軽快なオケに載せて語られる曲想となっており、夢と現実の間で葛藤している人へのエールに成り得る、「心の処方箋」のようなイメージを筆者はこの作品に見出しております。

またIAの歌声は少し幼い印象で、可愛らしさと綺麗さを兼ね備えたバランスで素敵に調整されています。こうして振り返ってみると、IAは調整の仕方によって多彩な色を出すことのできる、本当に優秀なボーカロイドだと思いますね。

「消えた道の上で また何が作れるんか」

私もこの曲を聴きながら、改めてよく考えてみようと思います。

まずは現状前に見えている道を一回消してみる勇気が必要かな...

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