【徒然ボカロ一人語り】第36週目

※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。

みなさまこんにちわ、Sai.です。それでは今週もIA曲のレビューをしていきたいと思います。いよいよ持ち球も少なくなって参りましたが、最後までお付き合いください。

ページェント ～for a GLORY～

ミト（クラムボン） feat.IA

多彩なパーカッション音とクラッシュドラム、そしてアコギが印象的な、明るくも迫力のある楽曲です。

曲の冒頭から民族楽器のような音が横方向に鳴り響き渡り、それが非常に心地よいリズムを生み出しているため、ファーストインパクトで耳を惹かれてしまう方も少なくはないのではないでしょうか？また『ページェント』では上記のように比較的激しい音色の中心にIAの優しい歌声がスッと載るようなミックスがされているのですが、それはあたかもIAを主人公にしたミュージカル劇が開催されているかのような場面を想起させます。

それもそのはず、曲のタイトルにもなっている「ページェント」とは一言でいうと「野外劇」という意味を持っており、歌詞においても「辿り着くため旅は続く」や「歩いて行くんだ　まだ終わりじゃない」などの表現がされていることから、この作品の根底には「人生」という概念を演劇の旅になぞらえている曲想が見て取れます。そしてサビでは打楽器を中心にオケが更なる盛り上がりを魅せるのですが、こうした曲想を踏まえた上で聴くと、まるで自分が背中を押してもらっているかのような感覚に陥るのですがこれは私だけでしょうか（笑）？

今回は飛躍した私見の部分が非常に多いレビューとなりましたが、総じて『ページェント』は底抜けに明るく、聴くだけで勇気の貰える作品だと思いますので、是非一度原曲を聴いていただけますと幸いです。

宜しくお願い致します！