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【徒然ボカロ一人語り】第33週目

※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。

こんにちは、Sai.です。もう2か月ほど続けているIA特集ですが、執筆にあたり改めて聞き直すとやはり素晴らしい作品が多く、まだまだ紹介したい思いが尽きません…

ということで、今週も引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

TSUBASA New Days

A-bee feat.IA

こちらの作品もまたIAのよく通る声質が存分に発揮された、「空」や「翼」といったワードをテーマに含む、壮大なスケールの楽曲となります。余談ですが、私の中では「現代版 翼をください」と勝手に呼称しております。

さて、『TSUBASA New Days』は先週レビューした『Melting Glacier』と似た、とても前向きになれる歌詞やメッセージ性を持つ作品です。正直なところ冒頭の余談で挙げた『翼をください』のように、ボカロ以外のジャンルにも同じような要素をテーマとして掲げる音楽作品は多数存在しますが、そのような作品群の中にあっても、「オケの横の拡がり」こそが本作最大の魅力であり、独自性だと思っております。

そしてその特徴を最大限発揮しているのが終始後ろに敷かれているシンセベース音色であり、じわじわと耳の芯に響くような心地よさが感じられます。筆者もDTMの面では現在進行形でシンセを猛勉強中なのですが、いつかこの作品のように迫力があり、それでいて嫌味のないシンセベースを奏でてみたいなぁと思う次第です…。

また本作ではIAの歌声にエフェクト効果がかけられており、「ボーカル」というよりかは一種の「シンセ(電子音)」としてオケのメインに組み込まれているような印象を受けます。それがまた曲全体に強い一体感を生み出しているのですが、ここで言葉を重ねるよりもリンクから曲を一度お聴きいただければこの曲の魅力が首肯できると思いますので、是非ご確認ください!


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