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【徒然ボカロ一人語り】第31週目

※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。

こんばんわ、Sai.です。今週ご紹介するのは、「IA02-COLOR-」の中でもよりスタイリッシュなカッコいい一曲となります。

ラヴ・サジタリウス

むつきれびん feat.IA

どこまでも広がる澄んだサウンドとこの上なく真っ直ぐなメッセージ性を持つ歌詞が特徴的な、聴いているだけで不思議と勇気が湧いてくる一曲です。またこれぞ「IAの代名詞」とも言うべき、力強くも綺麗でヌケの良い彼女の歌声がより一層、「星座」や「宇宙」そして「愛」というこの作品のテーマを引き立てています。(ちなみに、むつきれびん氏は本作がボカロデビュー作だということです。俄かには信じ難い…!)

そして、筆者の思う本作最大の聴きどころは、やはりラスサビ前の「愛してる」3連発だと思います。聴いていただければわかる通り、この「愛してる」は相手に同意を求めるような意図を含むか弱いメッセージではなく、相手の背中を押し支えてくれるような、とてもブレイブリーなものです。この曲を初めて聴いた時、私はこの「愛してる」に見事ハートを射抜かれましたね。

これはボカロ以外の作品にも言えることですが、同じ言葉でも全く異なった印象を受け手に与えることができる点は、音楽作品最大の魅力だと思います。また『ラヴ・サジタリウス』ではそうした側面が、ある種無機質な存在であるIAによって表現されていることには、今後の音楽作品への新たな可能性を感じます。これは私がボカロ沼にハマった大きな要素の一つでもありますが…。

この曲を聴き、上述した魅力がひとりでも多くの方に共感していただけたなら幸甚です。是非、ご一聴のほどよろしくお願いいたします!


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