GCP(Google Cloud Platform)のVM(ヴァーチャルマシン)の価格と使い勝手を検討してみました

Google Cloud Platform(GCP)はグーグルが提供するクラウドサービスです。
クラウドと言えばAWS(Amazon)やAzure(Microsoft)が先行しているイメージですがグーグルも独特のサービスで追随しています。

後発な分、低価格設定なことも多いのでVM(ヴァーチャルマシン)を調査してみました。

VM(ヴァーチャルマシン)作成

GCPの一番上の検索窓からVMを検索してVMインスタスを選択します。

インスタンス作成を押します。

インスタンスの作成画面に遷移して設定項目を選択していきます。
マシン名を入力してリージョンでサーバーの場所を選びます。
日本だと東京か大阪が選べます。
海外のサーバーの方が安いこともありますがスピード等を考慮すれば日本内を選択した方が良いでしょう。

マシンタイプを選択すると右上に予想金額が表示されます。

好きなタイプを選択して作成ボタンを押すと1~2分で新しいサーバーが立ち上がります。
すごい!

GCPとさくらVPSと価格の比較

e2-microは数字上はさくらVPSの1Gプランと同じスペックで1097円(1ドル120円換算)で少しだけGCPの方が高いかなぐらいの価格帯で十分検討範囲です。
他のVPSを意識した価格設定のプランかなと思います。
長期優遇割引もあるようなので長期予約で良い場合はまた違ってくると思います。

ディスクはデフォルト10G なのでさくらVPSよりだいぶん少ないです。
ただよほどのWEBサイトでなければ問題ないかと思います。

サーバーサイズ変更

GCPの良い点はあとからサーバサイズを好きにカスタマイズできることです。
将来的にアクセスが増加しても新たにサーバーを立てることなくパワーアップできます。
VMを停止して編集から変更できます。

カスタム設定ならCPUコア数メモリ容量も自由に設定することができます。
少し高くなるようですが。。

将来的にスケールする可能性のあるサイトはGCPを使うのがよさそうです。

データ転送料について

ただGCPはデータ転送料が発生します。
インターネットからGCPVMへのデータ転送は無料ですが、
GCPVMからインターネットへの通信は有料です。

1GB あたり0.14ドルです。
1記事画像200KBで月3000アクセスとすれば0.6GB
約10円(1ドル120円)なのでそれほどでもないです。

ただ高画質写真・動画を扱うサイトなどはかなりの額になることもあります。
実際クラウドだと通信料負担が大きくてオンプレに戻したというサイトもあります。

操作

GCPはブラウザからだいたいの操作が可能です。

ブラウザ上からSSH接続がすぐできて便利です!

まとめ

将来的にアクセス数が増えても対応がすぐにできるGCPは魅力的です。
VM以外にもロードバランサーなども使いやすく負荷分散が簡単に実装できます。
従量課金のものも多いので扱いに慣れないと高額請求になってしまうこともあり、少し怖いです。
しかし使いこなせばこの柔軟さは素晴らしい武器になると思います。


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