母になっていくはなし18(〜生後3ヶ月/保活について)
2021年末、およそ一年間の不妊治療を卒業し
2022年8月、娘を出産しました。
不妊治療の門を叩いた日から
妊娠9週、母子手帳発行まで書いた不妊治療のマガジンはこちら↓
妊娠してからというもの
noteでたくさんの先輩方の妊娠・出産・育児記事を拝見したことで
準備をしたり、見通しを立てたりできているので
誰かの役にたったらいいなという思いと
自分の記録を兼ねて、妊娠10週からは
こちらのマガジンで綴っています↓
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41週0日、帝王切開にて生まれた娘は
生後3ヶ月目前。
よく泣き、よく笑い
よく眠り、よく飲み
健やかに育っています。
そして相変わらず
母も父も育児に必死です。
今回は、図らずしも開いた
保活の話です。
◆保活、始まる。
保育園にすぐ預けるのは
なんだかもったいない気がするなあ。
預けるなら1歳クラスかなあ。
と、ほややんと考えていた10月。
我が家に届いた市報で
来年度にむけた保育園申込が始まることを知ります。
出産直前に、夫婦それぞれの個人事業を統合し
株式会社をつくった我が家。
個人事業主から会社員になることで
保活も少しややこしくなりそうだな…
とりあえず話だけでも聞きに行ってみよう!
と、市役所にいってみました。
我が家の事情を窓口で話すと
0歳から預ける、つまり、もう申し込みをしたほうがよい
という事実が発覚します。
現在、育休扱いになる私。
0歳児クラスに申し込みをする場合は
育休に入る前の、個人事業時の実績を申請します。
もしこれが来年、1歳児クラスの申し込みになると
法人なりし、会社員になってからの実績を申請することになり
これが不利とのこと。
ポイントは、会社員の実績は
個人事業時に比べ、収入が格段にさがるから。
収入が下がると、もらえる点数が低くなるというのです。
0歳児クラスでの申込であれば、点数はばっちり。
1歳児クラスの申し込みは、点数が低くなる。
こういった私個人の事情に加え
市内の1歳児クラス入園希望者はすごく多く
両親ともにフルで働いていないと
入園が難しい場合もあるとのこと…
それはまずい…
帰宅後、夫婦で相談して
とりあえず0歳児クラスの入園申し込みに向け
保活の扉を開けることにしました。
そこからは、育児の隙間をぬって
市役所でもらった保育園のしおり片手に
リサーチ!リサーチ!リサーチ!
まず、私的にマストなポイントをしぼりました。
この三つをクリアする、市内の保育園をピックアップ。
それでも、かなりの数があったので
上記を追加して、絞り込みました。
クチコミは、保護者が何を大事にするかでも変わってくるし
あまりアテにしすぎても、と思ったのですが
今はコロナで見学ができない園もあり
「それはないわ…」というクチコミがあるところはやめました。
結果、絞られたのは8園!
自宅からの距離、保育指針、延長料金など
ネットで仕入れられる情報をエクセルにまとめ
可視化できるようにしました。
(育児しながらだと、得た情報をすぐ忘れるから…)
作業をすすめるうちに
自分の仕事に合わせて
時間、場所などの現実的な条件のほか
保育内容、環境など
保育園に求める様々な基準があることがわかってきました。
さらに、絞り込んだ8園に電話でアポをとり
見学の予約をいれました。
見学できないところは、市主催の保育フェアにいって
園長先生に話を聞くことにしました。
実際、見学にいってみると
自分が聞きたいことも見えてきました。
わたしが主に質問していたのは
こう見ると、私の基準は保育内容にあることが見えてきました。
見学に行けたとしても、保育室の中まで入ることが難しく
廊下から、こどもたちや保育士さんの様子を拝見しました。
正直、保育士さんがあまり笑っていない園もあり
それは候補から外すことにしました。
仕事柄、保育士さんたちがとっても忙しいことも
よくわかるのですが…
大人の余裕の有無は、すぐにこどもたちに伝わります。
また、これもまた私の仕事柄
こどもたちの造形活動は気になるところで…
正直、理想的な芸術活動をしている園はなかったのですが
だんなさんに
『それは母ちゃん(私)が担えば良い』
と言われ
たしかに、わたしが娘を連れ回すところは
ありがたいことに芸術に触れることがおおい場なので
保育園に求める条件としては考えないことにしました。
保育園に求めるもの、求めないもの
求めるものの優先順位
そして見学や園長先生の話から得た情報
いろんな情報から、自分なりに入りたいランキングをつけ
だんなさんにプレゼン。
そして!
保活を始めておよそ3週間。
全ての園のアポ&見学を終え
書類をなんとか仕上げ
市役所に提出しましたー!!
結局、見学した8園からさらにしぼり
我が家は5つの園を希望園に記入しました。
ああ、、、駆け抜けた、、、
様々な園を見学できたことは
保護者目線になれたことも含め
自分の仕事にとっても、すごく勉強になりました。
聞いたところによると
わたしの住んでいる市は
提出した書類を元に
希望者全員に優先順位をつけ
上位の方が希望する園から順に、決まっていくそう。
通知は1月下旬に郵送で届くとのことで
入園できるのか
その場合、どの園に決まるのか
ドキドキです。
入れなかった時のことなどは
今はとりあえず考えないことにします。笑
◆保活で大事なこと
最後に、これから保活をされる方にお伝えしたい
私的な大事なポイントを。
■ポイント①
市区町村によると思いますが
わたしの住んでいる市では
書類を市役所職員の方がその場でチェックしてくださり
必要な添付資料や、誤りを指摘してくれました。
つまり、一度の提出では済まないということ!
保育園申し込みの締め切りギリギリに提出すると
再提出が間に合わないこともあり得るので
余裕をもった提出をお勧めします。
■ポイント②
これはみなさんおっしゃっていることですが
やっぱり、保活において
見学はめちゃんこ大事です。
ホームページや口コミだけでは、見えてこない情報が
見学にはある!!
そして、さまざまな情報がありますが
結局は、保活=なにを大事に子育てするか
だと思うので
どこがいいかは、千差万別。
保護者の方が見学した時に
ピン!とくるもの
怪しい!と思う勘などは
大事にしたほうがいいと思います。
■ポイント③
そして、見学時に気になったことはガンガン聞く!
こんなこと聞いたら失礼かな
どう思われるかな
とか、とっても気になると思うのですが…
(私がそうだった)
特にコロナの影響がある今
保育士さんや園長先生に質問できるのは
本当に貴重な機会だと思います。
なので、見学して気になったこと
自分が聞きたいことは
とにかく聞く!!!
後悔先に立たず、です。
(こうやって親は強くなっていくのだな…)
■ポイント④
これはちょっとニッチなポイント。
(※あくまで私の解釈です)
現在、保育指針は何度も見直されています。
その流れの中で、大きく
『一斉保育』と『自由保育』と呼ばれるものがあります。
『一斉保育』は、昔ながらの保育で
保育士さんの指導のもと
こどもたちが、全員同じ活動を
決められた時間に行うこと。
これにより、団体行動による協調性を育めるほか
保育士さんが多人数のこどもたちを見やすい
安全な保育ができると言われてます。
一方、保育士さんの権限が強くなる場面があったり
多人数で活動するのが苦手な子は、過ごしにくかったり
こどもたちの主体性が育ちにくい、と言われたりします。
『自由保育』は新しい潮流で
その名の通り、自由な保育が特徴。
こどもたちが、自分で何をして遊ぶかを決めたり
保育士さんが決めた活動はあるものの
やらなくても咎められないというもの。
こどもたちの主体性を育むほか
様々な特性のこどもたちが、共同生活しやすい保育です。
モンテッソーリなどは、こちらにあたります。
こちらの課題は、なんといっても保育士さんの見守りの難しさ。
何十人というこどもたちが、自由に、バラバラな活動をするので
マニュアル化しにくく、高い保育技術が求められます。
また、主体性が強い=育てにくさでもあったりするので
保護者の方も、大変かも…?苦笑
なかなか導入している園は少ない印象です。
この二つは、どっちか!とはっきりしている園もあれば
時間に応じて、切り替えている園もあります。
お子様の特性、保護者の方が伸ばしたいものに合わせて
どんな保育を行なっているのか
聞いてみるといいのではないでしょうか。
また、お友達の保育士さんに聞いたところ
保育士さんとこどもたちが
どのようなレイアウトで話をしているかで
この二つを見分けられるそうです。
向かい合って、教室のような構図で話をしている
シアター型は、一斉保育
円になったりして、同じ目線で話をしている
ラウンド型は、自由保育
と言える、という話も聞きました。
あくまで聞いた話&私の解釈ですが
参考になれば!
<つづく>
いつも長文を読んでいただきありがとうございます! サポートは、企画のための画材&情報収集に活用させていただきます。