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大田市場へ行ってきた

知人のつてで大田市場を見学してきた。

まあ何しろ広い。市場には広さが必要なのかと感心する。人が集まるし物が集まる。物を運ぶための車も集まる。見学者ルートから見下ろしたフロアに積まれたダンボールの数も尋常でなく、これ全部食っちゃうのかーとたまげてたら案内してくれた知人が「これ毎日ですからね」と。いや、すごいわ。消費バンザイ。

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これはほんの一部だかんね。

一般人は立ち入りできないエリアに入らせてもらってせりの様子も見学。活気がある。詳しいことはよくわかんなかったけど、競り落とす人が何か間違ったらしく「あー、なしなし!」とかやってるのは面白かった。「ちがうだろバカヤロー!」って叫んでる人もいたりしてそれも面白い。全体的にまったりした雰囲気。鮮魚のせりだともっと殺気立ってるのかなとか。

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高級メロンのせりも見た。参加してる人数がそもそも少ない。現物を見ながらサクサク進む。いろんな役目の人がたくさんいる。結構な人数だ。

東京証券取引所のせりはコンピュータでやっちゃう。いわゆる「場立ち」ってのがなくなった。コンピュータ化は1999年だったんだね。もう21年か。大田市場なんかもコンピュータ化すればできそうなのにしないのにはなにか理由があるのかな? 金融と現物ではいろいろ事情が違うのかな。

競り落とされていくメロンを眺めながら、このメロン、生産者から直接買うことだってできるのにそれやんないのは作るのと売るのを分けたほうが便利だからだろうなと。はて、本当にそうなのかな。ま、たしかに作る人、売る人、運ぶ人それぞれ専門の人がいたほうが安上がりになりそうではある。まとめてドバっと方式ね。

なんでもかんでも直販できるようになったら市場っていらなくなるんだなと思ったら、ここで働いてる人は何か違う仕事探さなきゃなんないんだとか考えて気が遠くなってきた。変えることができるからと言ってなんでも変えりゃいいってもんじゃないとか言うおっさんの理屈もわかった気がした。

双葉って名前の食堂で食べたハムエッグと大根の煮付けとごはんがうまかった。みそ汁もうまかった。朝6時過ぎからとんかつ定食食べてる人もいてスゲーって思っちゃった。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。