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白熊俳句3句

水たまり夜の手紙か氷の輪   (季語・氷)
みずたまりよるのてがみかこおりのわ

寒い朝、道路の水たまりに幾重にも氷の輪もようが出来ている。
気温が少しずつ下がった夜の手紙のように。

寒月や部屋に命を刻む音    (季語・寒月)
かんげつやへやにいのちをきざむおと

父の入院していた部屋には、ピッピと命を刻む機械の音がして
ほぼ満月の月が冴え冴えと、窓から覗いているように見えました。
部屋に、の「に」は説明的になるかなと悩みましたが
他に表現が見つからす、そのままです。

跨線橋線路の果ては雪の富士   (季語・雪)
こせんきょうせんろのはてはゆきのふじ

跨線橋から富士山が見えます。
たいていは、急いで通り過ぎるのですが、立ち止まって眺めることも。
富士山は美しい・・・

果てはの「は」も悩みどころでした。「の」だと「の」が続きすぎて
もたつくし、「に」の方がいいかな?



以上3句よろしくお願いいたします。


#白熊俳句

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