宇宙俳句

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認知症の背をなぜるごと桜散る
にんちしょうのせをなぜるごとさくらちる

父と病院に行った帰り道、桜が満開でした。桜の花びらが父の背中を
覚えていてね、というように撫ぜながら散っていました。
「今日を覚えていて欲しい」私の気持ちでもあります。

真四角な豆腐の気品おぼろ月
ましかくなとうふのきひんおぼろつき

暖かくなり、久しぶりに冷や奴にしてみました。豆腐は角が命、きりりと
四角。外は春の月がでています。季語が私の中では、ピッタリ合っていると感じましたが、どうでしょう？

忘れ霜青き息吐く清浄機
わすれじもあおきいきはくせいじょうき

加湿器付空気清浄機を買いました。青い光がともり、すーっと空気が出てきます。ちょっとその空気が冷たいのです。そこから忘れ霜を連想しました。

今回は季語に挑戦・・・なかなか難しいですね～。

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