研究ってなんのためにするんだろう?この業界で一生働いていくの?

こんにちは

ゆうすけです。

僕は理系の修士の二年生。いわゆるM2ってやつ。専攻は航空宇宙工学で流体力学というものを研究している。

これは初めて書くnoteなんだけど、これから研究室に所属して研究し始める、とか就職活動をぼちぼち始めようかな、なんていう理系の学生に読まれることを想定している。

みんな研究テーマってどういう風に決めたかな?僕の場合、学部と修士で別の研究室に所属することになったので研究テーマを決める機会は二回あった。一回目は興味のありそうな研究室に入って、先生が用意してくれたいくつかのテーマの中から一番面白そうなやつを選んだ。二回目は正直興味のない研究室に入って(この経緯についてもいつか書いてみたい)問答無用で先生から一つのテーマをいただいた。要は面白いと思える研究とそうでない研究を両方やった僕の考えを述べたいわけです。

自分のやりたいことがはっきりしている人の場合、こんな研究がしてみたいという明確なビジョンがあるだろう(多分少数派だとは思う)。こういう人たちの場合、教授が考えたテーマじゃなくて自分でテーマを決めたいとおもうんじゃないだろうか。でも、多くの研究室ではそういうことにはなっていない。なぜかというと、小学生の自由研究ではないから。結局、新規性があってそれなりに価値のある研究っていうのはテーマを見つけることが一番難しいと思う。今現在どういうテーマが盛り上がっていて、こういうことは誰も調べてないな、なんてこと学生にわかるはずがない。じゃあなぜ理系の大学生が研究をさせられるのか?それは先端研究を通して、未知のものに対するアプローチの仕方、門外漢に対してもわかりやすく説明できる能力、論理的思考などを養うためだと思う。そしておまけでその分野に対する専門知識が身につく。そう、研究で得た専門知識はおまけみたいなものである。授業で習うようなおそらく今後も覆ることのないような基礎的な知識とは違い、先端研究の知識は古くなるし間違いが見つかることもあるだろう。そうなってくると、就職活動で研究テーマに即した仕事を探す必要なんてなくね?ってことになるし、研究室を選ぶときに将来なにがしたいのかわからんけど面白そうな研究室に入ろうってなると思うんだ。就職活動を終えた僕からいうと、専攻によって就職の方向性が制限されることはあっても研究でそうなることはほぼない。というかむしろ面白い研究に出会えた方が真剣に研究に取り組めるし、いわゆるガクチカになりやすい。

ということでまとめると、研究内容で将来の方向性が決まるわけじゃないので好きな研究室や研究テーマを選ぼうぜってことでした。


まさかサポートしてくれる神がいらっしゃるんですか?論文読む用にiPadが欲しいのですう。