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秋の鎌倉をひたすら歩く。

私の趣味は歩くこと。
1日に15kmなら余裕。頑張れば20kmくらいは歩ける。

そんな私は先日鎌倉へ向かった。
向かったといっても、さほど離れた場所に住んでいるわけではないので、あー鎌倉行こうかなくらいのテンションだ。

北鎌倉で電車を降りると、早速明月院に向かった。
混んでいるイメージがあるが、今は完全にオフシーズン。
空いていると見込んでの選択だ。
予想通り人も疎らで、ゆったりとした空間が広がっていた。

インスタでよく見るところ。
窓から見える景色が計算されている。
この構造を考えついた人は天才だと思う。
かぼちゃもかわいい。

この窓の反対側には枯山水。

なんというか心が静まるような感覚が得られた。
その後もほのかに香る金木犀を感じながらゆっくりと見学をして、鎌倉駅方面へ足を進めた。

次に入ったのは建長寺。
雰囲気が好きで、よく行くお寺だけれど、奥まで行ったことがなかったので行ってみることに。

境内の最奥には、半僧坊大権現が祀られている。
軽い気持ちで歩いていくと、急で長い階段が。
意を決して登ると、参道にはたくさんの天狗像が置かれていて、その荘厳さに圧倒された。

息を整え、参拝を済ませるとひと休み。
さらに上に上がると、ハイキングコースの入口に展望台があると伺ったので上がってみることに。
しんどさに耐えつつ登ると、海のほうまで見渡すことができた。

私が息を切らしながら登ったところをダッシュで駆け上がる子どもたちとすれ違いながら下山。

建長寺を出て、向かいにある円応寺へ。
本堂には十王思想に基づいて十王が祀られている。
空いていたのでゆっくり解説を読むことができ、満足。

書き置きの御朱印をいただく際、ごめんね、落ち着いたら書くからまた来てねと言われ、切なくなった。
世の中が落ち着いたら真っ先に行くつもりだ。

建長寺での疲労が癒えない私は冷たいものを求めて鎌倉駅方面に向かった。
鎌倉文華館鶴岡ミュージアムに隣接するカフェに入り、レモンジンジャーのかき氷をいただいた。

レモンとジンジャーでさっぱりしたところで食べるバニラアイスが堪らなくて、この上ない幸せを感じた。
生姜なので冷えすぎず、我ながらいいチョイス。

このあとも私はひたすら歩き、ほどよく疲れたところで帰路についた。
歩く、歩く、歩く、食べる、歩く、ただそれだけの1日でした。

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