組み合わせるって、むずかしい

平日、朝ごはんは納豆ご飯と味噌汁で固定しています。そして夜ごはんはご飯と味噌汁とおかずが一品。

おかずは基本的に調理が簡単なものしか作りません。レンジで温めて調味料をレシピ通りに加えるだけとか、炒めるだけとかそんなところです。

信頼してるサイトと本があるので、その中から1週間作るものの計画をざっくり立てるのですが、その時に「これ、副菜ポジションのメニューなのでは？」と思うことが時々あります。これ一品で良いのだろうかと、一瞬思うのです。きのこをレンジで温めて調味料を和えるだけとか…美味しいしご飯は進むのですが。

やっぱりもう一品増やす方針にした方がいいのかもしれないと考えてはいるのですが、そこに自分の苦手な「組み合わせを考える」義務が発生してしまうので踏み出せないのです。

味の組み合わせ。これほど自信のないものはありません。和食同士、洋食同士、みたいなのはまだ出来るのですが、普段使っているレシピがどのジャンルに属するのかイマイチわかりません。

味覚に自身がない為、組み合わせの相性がよくわかりません。「一般的な組み合わせ」に共感できない人間かもしれないという疑惑が自分に対してあります。人と食べ物の感想が別れた時に、好みの問題なのか、誰かが「おかしい」のか、判断ができません。

さらに、マルチタスクが苦手というのもあります。休日ははりきって何品か同時に作る時があるのですが、自分の手際の悪さを実感します。

こっちの料理を煮始めたら、あっちの料理を火にかけよう…みたいな順序をあらかじめ考えるのですが、予定通りにいかない時の脳のパニック状態といったら。

平日も、おかずが完成するタイミングと味噌汁を作るタイミングを合わせられないので、この程度なのです。

作りたい料理を何品か選んだら、まとめて作るのに効率的な調理の順序を生成してくれるアプリとかがあったら嬉しいのですが、探せばあったりするのでしょうか。

あと、組み合わせってセンスが問われてしまう気がして緊張してしまいます。１品だけならそれが問われないので楽なのです。料理を作ることを純粋に楽しむことができます。

服の組み合わせを考えるのも苦手です。料理以上に、配色や素材やシルエットに対するセンスが現れてしまうので苦手です。10代の頃に青文字系のファッション雑誌を愛読していたのもあり、一歩間違えると「奇抜なだけ」のギリギリの組みあわせも「こういうのもアリ！」と思ってしまう傾向があります。

ファッションに関しては味音痴の自覚があるので苦手というパターンです。ここ数年は「無難な着こなし」を目指しているのですが、出来ているのか不安で仕方がないので、ワンピースが好きです。

おかず1品しか作らないことと、ワンピースが好きなこと。料理もファッションも同じ結果に行き着いているのですね。

でも、こうやって組み合わせるのが苦手な理由を考えてみると、「自分の見られ方」を意識し過ぎている自分の性質が見えてきます。

ただ、料理に関しては一緒に食べる相手がいるので自分の思うままにやるのは気が引けますし、ファッションも万が一、誰かと出かける時に「並んで歩きたくない」と思われるのも嫌なので…（こういうところがよくないのかもしれない）。

センスの話は置いておいて、「味の組み合わせ方」と「マルチタスク」に関しては知識をつければ多少は改善されると思うので、その辺少し勉強してみるのも良いかもしれません。

年齢的にもそろそろ食生活に気をつけ始めたいところなので、30歳になる頃にはサラッと一汁三菜作ることができる人間になっていたいです。