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あなたの「決断するときの判断基準」は何ですか?

『人生は迷いと決断の協奏曲』という本を読みました。
この本は、10人の「人生の先達」が自身の経験を通じて書いた「自分史」です。

編者:人生100年時代を輝かせる会 コミュニティー・ブックス

それぞれの幼少時代の出来事、進学、就職、家庭、職場での経験などを通し、人生の岐路でどんな「決断」を下したか、様々な場面が描かれています。

人生の大きな決断は、そのときどきの状況で判断しているような気がしてましたが、この本を読んでいると、実は、そこに至るまでの様々な出来事や思いが伏線になり、ここぞというときに、それが背中を押しているのだ、という気がしてきました。

本の最後には、それぞれの著者10人へのアンケートが掲載されていました。

進路や就職先を選んだ理由、結婚の相手を選んだいきさつ、決断する際に参考にする言葉など、14の質問がありました。

その中で、興味深かったのが、「AかBか、どちらかに決定しなければならない場合の判断基準は何ですか?」という質問。

最悪の事態と最高に上手くいった場合を想像、
状況の中でベターな選択、合理性や優先順位を考える、目的に適っているかを極力客観的に見極め、といった回答がありました。

その中に

「結局、好きか嫌いか で判断」

というのがあり、思わず頬が緩みました。

そのときの状況や立場、周りの人への影響などをじっくり考えたうえで、最後は「好きか嫌いか」。

少々わがままなようにも思えますが、人間らしくて分かりやすい。何となく伝わってくる安堵感、自分らしさを大切にする という価値観も感じます。

好きなんだからいいんじゃない
嫌いだったら無理しないほうがいいよ
という肩の力の抜けた自然な感じも魅力です。

☆☆☆

あなたの  決断するときの判断基準  はどんなところにありそうですか?

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