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『白魔女スーリとコミュ強王子』Book2完結しました&制作裏話

ひきこもりとコミュ強の辺境スローライフ。カクヨムにて連載中のオリジナル小説、『白魔女スーリとコミュ強王子 BookⅡ 春の窓』が完結しました。

2022年3月14日に連載をはじめたので、およそ三か月での完結となります。三部作として構成しているので、残すのはラスト一冊ですね。

作業日誌をたぐってみると、3月4日からプロットを書きはじめたと記載があります。たしか10日で2万字ほどストックを作り、あとは連載しながら執筆していきました。シリーズの第一作は全体をいちど完結させてから加筆・推敲しながら出す感じでしたが、二作目以降になるとキャラの感じもつかめてくるので、わりと出たとこ勝負で書けるんです。(リアナシリーズもそういう感じで書いてます)

なので毎日の作業は、1~2チャプター先の話を書きつつ、直近の更新分を加筆・推敲する、みたいな感じでやっていました。1話が2000~3000字くらいで、それを隔日で更新するので、一日1500字書くのがノルマです。
いまはお絵描き練習もやってるので、あまり書きだめせず、毎日すこしずつ書く感じでやっていきました。キリがいいところまで書くのではなく、目標の文字数が書けたらやめるのがいいみたいで、翌日、作業に取りかかりやすくなります。このやり方がけっこう気に入ったので、しばらく続けてみるつもりです。

それにしても、歳のせいかあんまり書きだめできなくなってきました。昔はフルタイムで働きながら一日7~8000字くらい書けていたこともあったんですが……。最近はもう、ぜんぜん、集中力がもたないです。ポモドーロタイマーとか習慣化アプリを使ったりして、ひいひい言いながらなんとかかんとかこなしています。

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お話の大きな枠としては、「英雄・聖女のセカンドライフ」というラノベのテンプレ展開にのっとっています。強大な力を持つ主人公が追放されたり引退したりして第二の人生をのんびり過ごそうとするも、過去がらみのトラブルに見舞われたり、辺境で人気者になったりする、ああいう展開ですね。なので、現在のエピソードはわりとほのぼのしてますが、過去が絡んでくるとけっこうシリアスなお話です。

引退した元魔女(現在は薬草医)のヒロインと、彼女のもとに足しげく通ってくるコミュ強な王子が主役。彼らがあれこれあってカップルとなるまでが、第一巻です。

第二巻である本作は、王子からのプロポーズを受けている最中に、自身のふたごの弟によってヒロインがさらわれてしまう場面からはじまります。恋人を追いかける王子とゆかいなご一行、ひきこもり生活から連れ出されてしおしおしているヒロインなど前半はコメディ多め。後半は、いよいよ魔女を引退し亡命するにいたった経緯が描かれます。

この、過去エピソードをどう本編に組みいれるかに、本作はけっこう悩みました。

過去編ってあつかいがむずかしいですよね。壮大な設定みたいなもので、作者は書くのが楽しいけど、読者からすると本編が進んでいない気分になってしまう可能性もあるし。
本編完結後に関連作品として出す案もあったんですが、やっぱりこの重い過去があってのヒロインだからな……と思い、独立させず本編に入れ込む形にしました。
過去をあつかうことで、第一部からの伏線をある程度回収できたので、読んだかたはすっきり感を味わってもらえたんじゃないかと思います。

三巻はまだ構想中ですが、ラスボスであるところの隣国の王と決着をつけてハッピーエンドになるといいですね。

完結記念イラストです

いまは本編完結後のおまけを連載中です。

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