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AIに絵を添削してもらう試みと多少の覚え書き② これでいいのかなにもわからん

TrinArtを使って自分の絵をAIに再生成してもらっている、という話を前回しましたけど、その続きです。たいして真新しいことはしてないっす。ただ面白いな~と思ってるだけで……。

燭台切さん

左が自分の絵、右がAIにレタッチしてもらったもの

おおー、やっぱ髪の質感がいいなあ。顔もちょっとシュッとしたイケメンになってる。ただ、やっぱり手がねえ。だいたいの場合ぐしゃっとなりますね。あとは目の色が違うのか。

目、手などを微修正しました

あ、でも向かって右肩のシャツあたりもなんか変ですね。まあいいや。手袋の手は自分の絵から切り貼りしましたが、AIイラストを見ながら少しシワなど書き足してみました。

でも、なんか本人(本刃?)らしさがあんまりない気もしますね。なんだろう、燭台切さんの燭台切さんらしさとは??? どう思います???

ガチョウのヴィネット風イラスト

去年の絵です パルミーの背景講座を受講してすぐ描いたので、けっこうがんばった背景

これをTrinArtに再生成してもらい、ちょこっとリタッチしたものがこちら:

プロンプトをわりと詳しく書いたおかげか、一枚目でクオリティの高い絵が生成されました

これはめっちゃいい! AIはこういうミニチュアというか、ヴィネット風の絵、わりと得意みたいですね。ふつうの絵を生成しようとしたときにも、たまにミニチュアっぽいのが混じってきます。

AI絵のほうを微調整しながら、自分の絵と見比べてみたんですが、ガチョウ本体のデザインがやっぱりしゅっとしててかっこいい。自分で描いたほうも、資料を見ながら一生懸命描いたはずですが、AI絵のほうが「らしさ」がしっかりしてますね。あとは影になっているはずの脚の表現とかも、AI絵のほうがあっさりしていて彩度も低く、見やすい。

背景の牧場柵については自分の絵の表現も気に入っているので悩ましいですが、もうちょっと彩度を下げたら主役が引き立つのかな? 全体に自分のえは描きこみすぎ、色の使いすぎのような気がします。影やハイライトをあまり固有色からずらしすぎないほうが背景イラストには合ってるのかな。

甲冑を着た男性

しばらく使っているうちに、自分が描いたラフを取りこんで再生成してもらうと、けっこうイメージに近い絵を出してくれることがわかってきました。完成しきった絵より情報量が少ないんですが、そこをプロンプトでおぎなうようにすると、わりといい感じです。

そういうわけで、ラフのまま仕上げていない絵を再生成してもらうのにはまってます。

元の絵はこれ:

悪役ながらイケメンっぽく描けた満足の一枚 ただしラフ

AI絵

2~3枚出しました

二枚目、三枚目は、一枚目を重ね書きする形で生成しています。顔とか髪はこなれてくるんですけど、甲冑とかは一枚目のほうが元絵のイメージに近い感じ。

なので、それぞれの絵の気に入った箇所を合成したうえで表情に加筆して仕上げてみました。

いい感じです

いい感じ、いい感じなんですが、自分の元絵のほうが顔がよりDV男的で(※DV男なんですよ)迫力がある気がします。うーん、どうなんだろ、自分の絵は良く見えてしまう錯覚みたいなものがあったりするのかな? あるいは、ラフな絵のほうが(脳が情報をおぎなうので)良く見える、みたいな錯覚でしょうかね?? この点ほんとに自分ではわからないので、この記事を読んだ方にお聞きしてみたいです。

ほかにラフから再生成してもらったキャララフがこちら。(どれも左が自分の絵、右がAI絵)

はーなるほど

このへんはあまり元絵から外れないように調整したおかげもあって、いい感じです。髪の表現など真似したいなと思う部分もありますね。首まわりの影色を濃くして明るい色で抜くところとか、ちょっと変えるとかなり違うというのを実感しました。あと、個人的に虹彩の色があまり鮮やかなのはリアルじゃないかなと思って避けていたのですが(海外で生活していると、白人でもそんなに目の色が鮮やかな人っていないので)、アニメ的表現としては鮮やかなほうが見栄えがするな~とあらためて思ったりしました。
これは次回注意して描画してみようと思います。

男性領主

自分で描いた設定イラストです

ChatGPTに依頼して、以下のような詳細なプロンプトを入力しています。

Profile view of a middle-aged male knight
He has brown hair and a goatee
He wears a fur cape and is also wearing armor underneath
The background is a snowy landscape.

ただしアゴヒゲはgoateeからbeardに変え、あとでpart of his hair is braidedと付け加えました。

AI生成絵 編みこみと白髪の部分が足りないですが、顔や服の雰囲気は好き

ファーや甲冑の表現もAIのほうが得意な気がします。背景に微妙に建物っぽい影を入れてくれたのがGoodでした。

せっかくだからほかの再生成絵もよろしければ。

竜の設定イラストから生成
お友だちの小説に寄せたファンアートから 

鬼のツノがケモ耳に変換されてしまったけど、着物の柄がゴージャスになっててすてき。

これも昔のイラストの焼き直しです 頭ポンデリングの性格悪い巫女姫ちゃんでした
お胸の表現それで大丈夫です???

こういうイラストはAIのお得意ですよね~

元の絵はこんなでした:

なにかこう、表情的なものは
自分の絵のほうが面白みがある気がするんですけどね……

ごく個人的な、AI絵と自分の絵を比較しての覚え書きなんですけど、

これがAI再生成絵(を、ちょっと自分の絵に寄せて加筆したやつ)
「リアナシリーズ」より、ロールとエリサのカップル(カップルではないけど)です

この両者を比べると、自分の絵は鼻の付け根が高く、顎が長く、耳の位置が後頭部寄りだな~と思いました。もう少しあごの角度をマイルドにすると今風の絵になりますかね。(これはすでに2019年の絵なんで、今の絵とはまた違いますけど、でも手癖で描くとこうなりがち)

その他の刀剣男士など:

右のAI絵のほうが未亡人感はあるな なるほど
これは……自分の元絵のほうが鶴丸さん感はあるかな? ありません??
二つを混ぜたらちょうどよくなるのでは? 安易な考えですかね

最後に、AIによるイラストレタッチのコツについて、ChatGPTに聞いてみました。

AIによるイラストのレタッチは、レタッチの目的やイラストの特徴に合わせて、いくつかの工夫やコツがあります。以下にいくつかのポイントを挙げてみます。
1.レタッチの目的を明確にする  レタッチの目的に応じて、AIにどのような変更を加えてもらいたいのかを明確にすることが大切です。例えば、色味を調整したい場合には、どのようなイメージに変更したいのか、色調や明度について具体的な指示をすることが必要です。
2.レタッチ対象のイラストの特徴を把握する レタッチする前に、イラストの特徴を把握することが重要です。例えば、イラストの種類や色調、ラインの太さや細かさ、影の表現方法などによって、AIによるレタッチの方法が異なってきます。
3.AIの選択やパラメータの調整に注意する AIによるレタッチには、使用するAIやアプリケーションによって異なる選択やパラメータがあります。選択やパラメータの調整には注意が必要で、イラストの特徴に合わせて最適な設定を選択することが大切です。
4.レタッチしたい箇所を選択する AIによるレタッチは、必要な部分だけを選択することもできます。例えば、背景を残したまま人物だけを補正するなど、必要な箇所だけを選択することができます。


これらのポイントを踏まえ、目的やイラストの特徴に合わせたレタッチを行うことで、より良いイラストを生成することができます。

ChatGPTの回答

そうですか…… よくわからん……
ほんと最近、イラストのことはなにもわからんってなってますね。

よくわからないままやってますが、自分の絵とAI絵の中間あたりにスイートスポットがありそうな感じはするので、もうちょっと続けてみようと思います。

あ、あと、漫画は順調に描いてますよ! 五月末か、六月頭ごろ第一話が出せると思います。それもだいぶAIに助けてもらってるので、その裏話的なものも近々に出せれば。

右が主人公ですが 髪型とかけっこうAIに修正してもらったのを採択してます

続きっぽい記事


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